“記録媒体にも”新素材開発 NHKニュース

“記録媒体にも”新素材開発 1月8日 4時35分 奈良県の大学の研究グループが、光に反応する感度が従来の２倍を超える特殊な人工の分子を開発しました。研究グループでは、この分子を応用すればブルーレイディスクの５倍から１０倍のデータを記録することが可能になるとしています。 開発されたのは、光に反応して変色する「ターアリーレン」という人工の分子の１つです。これまでの人工の分子は光をあてた場合、反応するのは全体の４０％程度でしたが、奈良先端科学技術大学院大学の河合壯教授の研究グループは、自然界で光への感度が最も高いと言われる人の視覚細胞の分子と同じような構造にすることで、ほぼ１００％と効率よく反応する分子の開発に成功したということです。研究グループでは、この新しい分子を応用して色の違いを読み取ることができる記録媒体を作れれば、ブルーレイディスクに比べて少なくとも５倍から１０倍のデータの記録が可能に