岡本太郎氏の自画像スケッチ NHKニュース

岡本太郎氏の自画像スケッチ 5月20日 5時54分 「太陽の塔」などの作品で知られる前衛芸術家の故岡本太郎さんが、３０代半ばのころに描いた未発表の自画像などのスケッチが見つかり、当時、戦地から復員したばかりの岡本さんの心境などが伺える貴重な資料として注目を集めています。 スケッチは去年、東京都内の岡本太郎さんのアトリエで見つかったもので、およそ４０点あり、ほとんどが岡本さんには珍しい写実的に描かれた肖像画です。このうち、岡本さんの自画像は、戦後まもない３０代半ばのころに描かれたものとみられます。にらむような表情からは、空襲で家や作品を失ったあと、芸術家として再出発しようとしていた当時の岡本さんの意欲や不安などが感じられます。見つかった中には、岡本さんの養女で、生涯のパートナーだった岡本敏子さんが読書にふけっている様子を描いたスケッチもあります。「太陽の塔」や「明日の神話」などの前衛的な作品