城山さん「指揮官たちの特攻」 取材メモ公開 NHKニュース

作家の城山三郎さんが旧日本軍の「特攻」をテーマに描いた晩年の作品の取材メモや創作ノートが見つかり、２９日から横浜市の文学館で一般公開されています。 展示されているのは、７年前、７９歳で亡くなった作家の城山三郎さんが晩年の作品、「指揮官たちの特攻」を執筆する際につけていた自筆の取材メモや創作ノートなどです。 資料の寄贈を受けた横浜市の神奈川近代文学館が先月、資料を整理するなかで見つけ、２９日から一般公開されています。 このうち、城山さんが特攻隊の基地があった大分県の料亭を訪ね、出撃前の隊員が切りつけた柱の刀傷を目にしたときのメモには、「どうして死ななくちゃいかんのだ．なぜ．なぜ．」とか、「痛々しくてもう何も言えない．ただ撫でるだけ．ごめんね」などと、城山さんの怒りや悲しみが率直に書き留められています。 これらのことばの多くは、そのまま作品に生かされ小説の核心の一つになっています。 会場を訪れ

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