厚生白書（平成10年版）

■ 小糸さんの「キメラ家族」づくり ■ 「キメラ家族」，福岡市の小糸一子さん（49）は自分たちの家族をこう呼ぶ。76歳のおばあちゃん，高3の長女，中1の長男，小4の次女，小3の次男，幼稚園年長組の三女に小糸さん夫婦の8人の家族のうち，血のつながりがあるのは小糸さんとおばあちゃんだけ。血のつながりにこだわらず，一つ屋根の下で一緒に生活し，支え合い，育ち合う家族，それをギリシャ神話にあるライオンの頭，羊の体，蛇の尾を持つ怪物キメラになぞらえ「キメラ（合体）家族」と呼んでいる。 「キメラ家族」は，今から20年近く前，結婚して10年間子どもに恵まれなかった小糸さん夫婦が，「乳児院や児童養護施設で暮らしている子どもたちと子どもに恵まれない夫婦がお互いに不足しているところを補い合って家族をつくろう」と考えたことに始まる。小糸さんは当時住んでいた東京都に里親として登録し，2か月後当時1歳9か月だった長女

[ktakaki]

今日会合でお邪魔してきた家に「キメラ家族」の看板が。調べてみるとこんな記事を発見してびっくり。そう、訪問先がまさにその小糸さん一家。出された食事も健康食、とてもにぎやかに楽しく過ごしている感じだった。