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夜光杯Blog: 皆川博子『聖餐城』
夜光杯Blog 日々のつぶやきと歴史、戦史関連の書評がメインのブログ。 最近はエースコンバットの妄想戦... 夜光杯Blog 日々のつぶやきと歴史、戦史関連の書評がメインのブログ。 最近はエースコンバットの妄想戦記なぞ書いてます。 コメント大歓迎ですが、厳しい突っ込みは勘弁。 ドイツ三十年戦争を生きる孤児出身の傭兵の物語。 傭兵が猛威を振るった三十年戦争を下の方の立場から描いており、そこにユダヤ人金融システムの発展と、当時流行した神秘学および占星術のエッセンスが振りかけられています。 いや、実に面白かった。700ページを超える大著ですが、一気に読み通せました。 物語は1620年の白山の戦いから始まり、グスタフ・アドルフやヴァレンシュタインの台頭、彼らの退場からフランスの介入、そして戦争終結まで、三十年戦争のおいしいところをほぼ全て取り上げています。 軍事史マニアとしては、17世紀のいわゆる軍事革命についても、きちんとからめてくれるのが嬉しかった。 オランダ発の『武器教練』が出てきたときなんか、「お
2008/02/20 リンク