まあわたしの観測範囲の問題かもですが、オタクコンテンツはインターネット政治(ツイッター)で本当に頻繁にガンガン燃えており、一体これは何なんだろう?と思います。 いわゆるいかにもオタク的なアニメや漫画といったコンテンツに限らず、洋画をはじめとしたフィクションに対しても現実的差別に基づいたあれこれの批判が寄せられる光景が多々あり、改めて「そもそも現実のあれこれではなくフィクションに対してその手の批判を向けること」そのものについて考え直したいなと最近よく思います。 そもそもフィクションを政治的に批判するとは一体どういうことなのか? ツイッターで断片的に思ったことを言うのではなく、腰を据えてそれなりに長々とした文章を書き、自分の考えを整理したい。というわけで以下個人的な雑感です。 *** (1)作者の属性に対する批判 フィクションに対する政治的批評において、最も単純(そうに見える)のは、たとえば作