株式会社クレイジーワークスの代表。家電メーカー系エンジニアでプリンタやSDカード関連の開発に従事。ケータイのアプリやサイト、電子書籍のシステムなどに詳しい。最近、断食にはまる。 学生の自殺者が1000人を超えてネットで話題になりました。しかし、自殺統計を読むと、日本で自殺者が多い問題の原因は若者の生きづらさではないと思ってます。ぼくが自殺統計を読んだ限り、思った僕の推測は以下の通りです。 日本の自殺は30-60代の無職のオッサンが大多数 女性は比較的自殺しない 学生の自殺は2-3%くらいで、チョコボールの銀のエンゼルより少ない。 (こんなに豊かな国で学生の自殺が2-3%でも多いとは思うので、それはそれで問題だと思ってます。) 具体的に自殺統計を見るとこんな感じです。統計的にオッサンばっかりです。 (1)自殺者の7割が男性(おい!)。 (2)自殺者の7割が40歳以上。50代が中心。つぎは60
シリコンバレーに来て80日が経ちました。僕がシリコンバレーに来た理由の一つは、世界中で使われるようなWebサービスがどうやって成功を収めたのか、ということを見聞したかったからです。滞在中に現地で活躍している人たちとコンタクトを取って、100名以上の方から様々な答えやヒントをもらってきました(元Pinterestデザイナーで現Gumroadのサヒル、「AJAX」という言葉を作ったGmailデザイナー、GoogleAdwordsのプロジェクトマネージャーなど)。今回のエントリーは、僕が約3カ月の滞在期間中にシリコンバレーで聞いた話を元に、タイトルにある「シリコンバレーで学んだWebサービスを成功に導く10の原則」を余すとこなく書き切りたいと思います。 気合を入れて書いた分、ものすごく長文になってしまったので、時間があるときに読まれることをオススメします。 Webサービスの成功は、多くのユーザー
2012 メディア芸術プラザ 閉鎖 先日、文化庁の運営する「MAP」※1 が終了するという話がありました。 正式には「メディア芸術プラザ」というウェブサイトで、 メディア芸術祭のアーカイブはもとより、 ウェブ、アニメーション、写真、映像、 ジャンルを問わずコンテンツの揃ったサイトで 良質なインタビュー記事もあります。 閉鎖にあたっての文化庁のプレスリリースには 以下のようにありました。 “サイトは閉鎖いたしますが、過去の文化庁メディア芸術祭に関する情報(受賞作品、推薦作品、地方展、海外展など)につきましては 、文化庁ホームページへの移行を予定しております。引き続きご利用、ご協力をお願い申し上げます” となると、気になるのは、 “文化庁メディア芸術祭に関する情報” 以外のコンテンツの行方です。 間違っても消してしまうことはないと思いますが、 どこかのサーバに保存されていくであろうそれらのデー
市場規模3000億超・利益率40%超と言われるソーシャルゲーム業界を揺るがしたコンプガチャ騒動について、慶應大学経済学部 田中辰雄准教授にご寄稿いただいた。 コンプガチャ規制は急成長を続けてきたソーシャルゲームに冷水を浴びせる結果になった。グリーとDeNAの株価総額は2000億円低下したといわれ、急成長していたソーシャルゲームのゆがみが露呈したという見解も少なくない。(参考URL) この問題について私の見解は一般の見解と異なる点が多いので、ここに記しておきたい。結論から述べれば、私はコンプガチャのような高額課金システムには妥当性があり、コンプガチャ規制は政策として誤っているという意見である。 (1)コンプガチャの仕組みと事件の経緯 まず、コンプガチャを知らない人のために簡単に仕組みを述べておく。ソーシャルゲームにおけるカード型のゲームでは、カードを使って戦いをするので、強いカードを集める必
先日CAMPFIREで書籍の制作費用を募集した件で、日刊サイゾーの取材ということでライターの今一生さんから問い合わせがありましたので、その返答をここに書いておこうと思います。 (今一生さんからいただいたメールは http://dl.dropbox.com/u/572031/crowdfunding.html に全文を置いておきます。) ★phaさんは「ニート」と自称していますが、アフィリエイトや投げ銭、執筆などさまざまな収入手段を活用して生活してきた経緯から「自営業者」として自己紹介するのが事実をフェアに伝えることではありませんか? (※phaさんは雇用=労働と考え、その労働を自ら降りているため、雇用準備のための教育を受けていない」というニートの定義に当てはまりません) 確かにその通りですね……。働かないためにニートをやっていたはずが、最近ではニートについてブログ書いたり原稿を書いたりする
はじめに タイトルにもある通り、このたび株式会社ソニックガーデンで働くことになりました。 Rubyやアジャイル開発に興味がある方なら、きっとみなさんソニックガーデンのことをご存知なのではないでしょうか。 代表取締役社長の倉貫さんをはじめ、選りすぐりの精鋭部隊が今回僕を迎え入れてくれたことは非常に光栄です。 会社のため、お客様のため、プログラマを憧れの職業にするため、日本のIT業界発展のために精一杯頑張ります! どうやって働くの? 一部の方はご存知かもしれませんが、僕は現在兵庫県西脇市に在住しています。 ソニックガーデンのオフィスは東京の渋谷にあります。 なので僕はこれから単身赴任・・・ではなく、地元西脇市からリモートで開発を行います。 わかりやすく言うと、在宅勤務です! もっとも、最初の3ヶ月ぐらいは研修期間として東京で働きます。 余裕があれば東京の勉強会等に顔を出すかもしれません。その際
「シンプルであること」を突き詰めた世界的な経営者がいました。アップルの元CEO・故スティーブ・ジョブズです。スティーブと長年仕事を共にしたケン・シーガル氏が先日上梓した著書『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』を読むと、アップルの今日的成功はスティーブの「シンプル哲学」と呼べるものがあったからこそ、ということがわかります。 先日、兄弟サイトのギズモードとライフハッカーでは、シーガル氏にインタビューを行いました。自分の仕事はどうも複雑で面倒なことばかりだ、と日々思っている方に、今回は著書やインタビューから見えてきたもっとシンプルに働くための「3つのThink」を紹介します。 1. 「Think Brutal = 容赦なく伝える」 「何事も容赦なく、正直に伝えるべきだということは、ジョブズと出会った最初の会議で学んで以来、教訓として胸に残っています」
■ 違法ダウンロード罰則化成立を一有権者として反省し、音楽断ちをしようと思う 歴史に残る悪法がとうとう成立してしまった。 10月1日からDVDリッピング違法化&違法DL刑罰化、改正著作権法が可決・成立 いま国会にいる民主党議員には投票したことはないけど、そもそもこれは主に自公側が出した議員立法なので、どっちにしろ彼らを選んだ(自分を含めた)有権者の責任である。多くの人が指摘しているように、この法によって意図せぬ危険に陥れられるのは若い世代だ。投票権を持たない彼らに危害が及ぶような法律の成立を、有権者である我々が看過してしまった。腹をかっさばいて詫びたいところではあるがそうもいかないので、せめてのも償いにしばらくのあいだ、刑罰化の対象になる音楽を買うのを控えようと思う。 今でもおよそ月あたり1枚くらいは買っているCDを買わずにいるのはとてもつらいけど、うっかり公開してしまったら最後、他人を犯
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120621-00000119-san-soci 控訴趣意書に対し、小沢被告の弁護側は、高裁の指定する期日までに提出する答弁書で反論する。控訴審では被告の出廷義務が定められていないが、関係者によると、小沢被告は出廷の意向を示しているという。 指定弁護士側は「違法性の認識については1審の争点ではなかったので小沢被告に質問していなかった。控訴審でも被告人質問が必要になるかもしれない」としているが、弁護団の一人は「1審で全て話しており、必要はない」と反論。指定弁護士側から請求があっても同意しない方針を示している。 私の予想では、控訴趣意書の提出期限が今秋か今年末くらいではないかと思っていたのですが、高裁による提出期限の指定が早く、指定弁護士も延長請求をせず控訴趣意書を提出したことで、公判は、おそらく今秋には始まり、判決も、早
ヤフーがどのようにFlickrをダメにしたのか? スタートアップが大企業に買収されるということ 2012.06.14 11:3010,099 そうこ ウェブのスタートアップは2つのものでできている、人とコードだ。コードを書く人と、人々を豊かにするコード。コードは詩のようだ。決められたいくつかの条件を満たしながら、殻をやぶりつつ芸実的な表現をする。コードは、何かを起こすことができる芸術だ。純粋にアイディアから生まれる、全く新しい何かの集まり、それがコードだ。 これは、そんな素晴らしいアイディアの話。今までに誰も経験したことがなかった、今日のインターネットの形を変えた瞬間の話。これは、Flickrの話。いかにしてヤフーがFlickrを買収しダメにし、検索機能もろともめちゃくちゃにしてしまったか、これはそんな話である。 Flickrのキャッチコピーを覚えているだろうか? 「almost cert
違法ダウンロード刑罰化への津田大介氏の国会参考人発言を書き起こしました 2012-06-20 平成24年6月19日の文教科学委員会における、津田大介氏の参考人発言を書き起こしました。津田氏の発言は非常にわかりやすく、書き起こしたら違法ダウンロード刑罰化問題について理解する人が増えるのではないかと思ったからです。 なお、見出しの追加は僕によるものです。また発言内容に関して、一部てにをはの加筆修正、前後重複する発言の一部修正、そして「あー」「まあ」「やはり」などは相当数削除しました。 期間限定ですが、ニコニコ生放送でタイムシフト視聴が可能です。津田大介氏の発言は3:36:00頃から20分間ほどです。かなり長文なので、動画が観れる方は読むより観るほうが早いかもしれません。ではどうぞ。 前段、自己紹介 みなさんよろしくお願いします。津田と申します。 すいません、まず最初に、こんな不謹慎な金髪をこん
ある打ち合わせで聞いた話なんですが、最近の新卒人事担当者に「採りたい人材について」問うと「“気付き”がある人材が欲しい」と答える人が多いそうです。 気付きがあっても言えないだけ photo credit: Conor Keller | fortysixtyphoto.com via photo pin cc 若者といっても多様なので、あくまで僕の観察する範囲ですが、「気付きがない」のではなく、単に「気付きがあってもいえないだけ」なんじゃないか、と思います。人材の問題ではなく、組織の問題ということです。 僕と同世代の正社員の方々の話を聞くと、「会社が変わらない」という嘆きをしばしば聞きます。そういう彼らが「気付いて」いないかというとそうではなく、抑圧されて声を出せないだけです。というか、気付いているからこそ嘆くのです。 多くの場合、「気付きがある人材」を採ろうとする前に、まず社内に「挑戦を歓
こんにちは、tsunmatsuです。つんまつと読んでください。 この前、オープンしたばかりの渋谷ヒカリエに行きまして、そこの8階にいわゆるコワーキングスペース?と呼ばれる「MOV」って洒落た場所がありました。 コワーキングスペース、主にフリーランスの方たちが共同で働くためのスペースみたいで、個人的には「家でやれよ、家で」って思うんですけど、まあ流行ってるみたいなので需要はあるのでしょう。 そこで料金見てびっくりしました。月額15,750円(フルタイムメンバー)。 入会金も10,500円。 高っ! こんなするの? ちなみにミーティングルームは狭い部屋でも1時間5000円から6000円ぐらいでした。定員10名を超えるようなとこだと1万円超える部屋もありました。キャバクラか。 (ちなみにコピー11円でコンビニより高くてちょっと笑った) これでも日割りすると500円、カフェより安い!とか謳ってて、
右側にネットワークの「土管化」と描かれた図があり、「端末メーカー等が端末に特化したサービスを提供」し、「通信事業者のネットワークが土管化」され、「端末が限定される」と説明がある。端末のイラストからも、明らかに米アップルの「iPhone」のビジネスモデルを指していると理解できる(写真1)。 それに対して左側にはドコモが目指す戦略「ネットワーククラウド」が描かれる。ネットワーク内のインテリジェントな機能を使って、「端末種別を問わず」「通信事業者がサービスを提供する」とある。 同社の山田隆持社長は、このスライドを示しながら毎回、「ドコモとしてはなんとしてもこのネットワーククラウドを頑張って、ネットワークの“土管化”を避けたいと考えている」と話を締めくくる。 ドコモによる「iPhone決別宣言」とも言えるこの戦略(関連記事:「現状ではiPhoneの取り扱いは厳しい」、ドコモ山田社長)。ユーザーの視
先日、大学時代の友人とPerfumeの話になった。日本のテクノダンスユニット(なのだろうか)のPerfumeだ。 ノースキャロライナ生まれミネソタ育ちの生粋のアメリカ人である友人に、Perfumeの存在を教えたのは、3ヶ月くらい前だったと思う。ちょうどPerfumeの新しいウェブサイトが出たかなんかで、ウェブエンジニアである彼に、「このサイト斬新じゃない?」という感じで紹介したのだ。ウェブサイトそのものに対しては「へー」とそっけないものだったが、Perfumeの音楽には興味を持ったらしく、今となっては僕よりも詳しい。 そいつと先日、「Perfumeはスタートアップのお手本である」という話になった。久しぶりに何から何まで合点がいったので、文章におこしておこうと思った。あらかじめ断っておくが、ぼくは自分で起業したこともないし、まさかPerfumeのメンバーと友達というわけでもない。あくまで見聞
今年入ってからずっと自閉気味で、ブログとか書ける感じではありませんでした。 あけましておめでとうございます。書きます。アルファブロガー目指します。 ========================== 先日、社員に、私がこの業界(どこからが業界なのかわからないし、今はインタラクティブ以外のことも結構やってるけど、たぶんインタラクティブ広告業界のこと)にちゃんと入った時期のことを話したら、それなりに受けたので、公開してみようかなと思う。 いわゆる、「おじさんの苦労話」にしかならないので、語ってもしょうもない気がするのだけど、参考にしてもらえるなら、嬉しいことだなあと。 私のことを昔から知らない方は結構驚かれるのだけれども、かなり最近の話である。 私は、いまちょうど、TIAA=東京インタラクティブアドアワードの審査をしている。この賞の審査をするのも3年目だ。今年で10回目、日本のインタラクティ
ウェブ用のデザインは、従来のソフトウェアユーザインターフェイスのデザインとは違う。概ね、デザイナーが完全な主導権を握るのはあきらめるしかなく、UIについての責任も、ユーザやクライアント側のハード/ソフトと分かち合わざるをえない。 もちろん、ウェブ用のデザインと従来のUIデザインには共通点もある。両方ともインタラクティブなシステムだし、両者ともソフトウェアデザインであって、物理的なオブジェクトのデザインではない。 デバイスの幅広さ 従来のGUIデザインでは、画面上のすべてをピクセル単位でコントロールできた。ダイアログボックスのレイアウトをしたら、ユーザの画面にもまったくそのままの形で表示されるはずだと、安心していられたのである。どんなシステムなのか、どんなフォントがインストールされているのか、通常の画面サイズはどれくらいかもわかっているし、システムベンダーからは、各種インタラクション部品をど
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