Nakazawa Hidefumi 去年の暮れ、ZINEのワークショップに受講生として参加した。 見ず知らずの人達とテーブルを囲んで制作をすることに、専門学校に入学した頃を思い出した。あの頃は新しい環境に戸惑いながらも、着いて行こうと必死になって制作していた。今ではそれが少し怖くなっているのも解る。 緊張をほぐす為にビールを一杯、一気に流し込んだ。 僕は後ろの隅のテーブルに座った。そこの担当の先生が板倉さんだった。とてもあたりの柔らかい人で、少し安心したのを覚えている。 先生ながらも紙にペンを走らせている姿がなんだか楽しそうにみえた。僕は何かに突き動かされるように、正面に座っていたその楽しそうな板倉さんの似顔絵を描きまくった。 正直な話、それまでAC部と言う存在を知らなかった僕は、映像作品を見て、あの柔らかい印象の板倉さんからは想像できない異様な世界観に驚かされた。 俄然興味が湧いた。 そ