落下して歩道にはみ出した屋根。照明の配線などもちぎれた=13日夜、山形県大江町左沢、西尾邦明撮影 13日午後3時50分ごろ、山形県大江町左沢(あてらざわ)のガソリンスタンド「茂木石油左沢SS」の屋根(縦5メートル、横10メートル)が鉄柱から外れ、落下した。山形県警寒河江署によると、営業中だったが、給油機などがある屋根の下には客も従業員もいなかったため、けが人はなかった。屋根には雪が約50センチ積もっており、同署は雪の重みで崩れたとみている。屋根は2本の鉄柱で支えられていたが、歩道側に半回転して落ち、ひっくり返った形になった。 当時、スタンドの事務所内にいたという茂木二男社長は「屋根を支える鉄柱の付け根が腐食しており、雪の重みに持ちこたえられなかった。けが人がなかったのが救いだ」と話していた。茂木社長によると、屋根は1974年ごろ設置したという。