関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から約3億1845万円相当の金品を受け取っていた問題。国会議員にも広い人脈を持つという森山氏からの現金や金貨、小判の受け取りを断ると「おまえの家にダンプを突っ込ませる」と脅された。岩根茂樹社長(66)は「『森山案件』は特別でおびえてしまった」と述べ、約40年にわたる呪縛があったと明かす。 「山吹色の菓子」は時代劇だけではなかった。2016年に社長となった岩根氏は、就任祝いとして森山氏から菓子折りが入った袋を受け取った。面会を終えて中を確認すると、袋の底には金貨10枚(150万円相当)。秘書に「金庫に保管してくれ」と指示したが、返却したのは森山氏側に税務調査が入った後の昨年2月だった。 森山氏から受け取った金品の内訳は、現金が計1億4501万円、商品券が計6322万円、金貨が計4949万円相当、スーツ仕立券が計3750万円相当、米ド
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