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ブックマーク / wedge.ismedia.jp (7)

  • 漁業 「環境の変化」という魔法の呪文 ウナギ激減に無自覚な加害者・日本人

    失敗の質が正しく伝わっていないと、事態は改善どころか悪化に向かってしまうものです。主因と、単なる一つの要因に過ぎないことが入れ替わってしまうと、効果のない対処法が施され、一向によくならないことがあります。 経済問題を例に挙げれば、当は別の原因で業績が悪くなっているのに、サブプライム問題、欧州経済危機、超円高等、様々な「魔法の呪文」を唱えることで、問題の質が曖昧になってしまい、想定外の出来事が起こってしまったのだから「仕方がない」ものとして片付けられてしまうというようなことです。 確かに経済要因の影響はあるのです。しかし、それは決して主因ではなく、別に要因があることが多いのです。これらの想定外の経済問題が起こる前の話であれば、もちろん理由にはできません。しかしいったん想定外の問題が発生し、魔法の呪文が唱え続けられると主因と他の要因が入れ替わってしまい、何が何だかわからないうちに、正しい

    漁業 「環境の変化」という魔法の呪文 ウナギ激減に無自覚な加害者・日本人
  • 日本の漁業は崖っぷち:Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン):

    成長する世界の水産業の中で、取り残されてしまっている日。潜在力はありながらも、なぜ「もうかる」仕組みが実現できないのか。海外の事例をヒントに、解決策を探る。

    日本の漁業は崖っぷち:Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン):
    felis_azuri
    felis_azuri 2012/07/18
    読み応えがあるシリーズ。3つめがニシン、2つめがサバ。『ソーラン節を歌いながら資源を破壊してしまい、衰退とともに、ニシンはどこへいった? と哀しみの石狩晩歌』等
  • 「魚はどこに消えた?」 急がれる資源管理

    『チーズはどこへ消えた?』というスペンサー・ジョンソンが出版したミリオンセラーがあります。迷路の中に住む2匹のネズミと2人の小人の物語で、彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見します。ところがある日、そのチーズが消えてしまいました。ネズミ達は能のまま、すぐさま新しいチーズを探しに飛び出していきますが、小人達は、「チーズが戻ってくるかもしれない」と無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かしていました。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心をするのです。 この話は、「変わらなければ破滅することになる」「従来通りの考え方をしていては、新しいチーズは見つからない」「早い時期に小さな変化に気づけば、やがて訪れる大きな変化にうまく対応できる」等、多くの教訓を教えてくれます。そして、今日の日の漁業問題によく当てはまっています。 常にあると持っていたチーズ(=魚)をべつくしたために無くな

    「魚はどこに消えた?」 急がれる資源管理
    felis_azuri
    felis_azuri 2012/07/18
    『日本とノルウェーの資源量の推移とその経緯を比較分析してみると、北海道でニシンが消えた決定的な要因は「乱獲」ではないだろうか、と推測できる客観的な事実が浮き上がってきます』、ウナギとの類似点が多そう
  • 市民が「科学」に口を出せるか 福島原発事故から考える「科学技術コミュニケーション」

    福島原発事故以降、政府の情報に不信感を抱いた市民は、SNSなどを駆使して自ら放射線に関して学びはじめた。 不幸なきっかけではあるが、「科学技術」に対して専門家ではない立場から市民がどのように関わっていくべきか、改めて考える機会となった。 来「科学技術コミュニケーション」とは、科学技術について、市民にわかりやすくその内容を伝える、そして、市民の疑問や意見を専門家に伝えるという、双方向のコミュニケーション活動である。 しかし、2000年頃流行した「サイエンス・カフェ」などは当時懸念されていた「理科離れ」対策が主要事項であり、専門家からの情報発信の側面が強かったという。 また、BSE問題や口蹄疫、インフルエンザ流行時には、今回の原発事故同様の混乱があったにも拘らず、依然として適切なリスクコミュニケーションが行える社会の仕組みが成立してこなかった。 緊急時のリスクコミュニケーション、ひいては適切

    市民が「科学」に口を出せるか 福島原発事故から考える「科学技術コミュニケーション」
    felis_azuri
    felis_azuri 2012/03/02
    『こうした場を、制度や仕組みというよりも、文化として広めていきたい。10年、20年スパンの時間がかかるけれども、実現していきたいと思います』、その言やよしとは思うが、それでやってるのがそれ?という疑問符が
  • 食品の過剰な放射能検査で別のリスクも?

    様々な対策や関係者の努力もあり、現在ではほとんどの検査結果が検出限界以下、あるいは検出されたとしても微量にとどまっている。そのことは日々更新されている検査結果からも読み取ることはできる。(福島県農林水産物モニタリング情報 http://www.new-fukushima.jp/monitoring.php (財)品流通構造改善促進機構・品の放射能検査データ http://yasaikensa.cloudapp.net/) ただし、すべての品に全く問題がないわけではない。淡水魚や底魚を中心とした魚介類や、きのこ類などは暫定規制値を超えて放射性セシウムが検出されることがある。しかし、検出された場合には出荷制限などの対策がとられるため、濃度が高い品を継続的に摂取するような状態にはない。だが、品から放射性物質が検出されたことが報道される際には検出されたことが強く印象づけられるため、たとえ

    食品の過剰な放射能検査で別のリスクも?
    felis_azuri
    felis_azuri 2011/12/13
    『細菌による食中毒は実際に被害者(略)コメに含まれるカドミウムも地域によってはリスク』『放射性物質への対応は必要だが、行き過ぎると別のリスク対策が手薄になり、結果的に食生活全体の安全性としては低下』
  • 小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない

    岩手県釜石市では、市内の小中学生、ほぼ全員が津波の難を逃れた。多くの人たちは、これを「奇跡」と呼ぶ。しかし、そうではない。教育で子どもたちが身につけた対応力が「想定外」を乗り越えさせた。★英訳版はこちら ⇒ http://p.tl/UDIF 死者の声に耳を傾ける 最初にある少女のことを書かせていただきたい。私は、岩手県釜石市の小中学校で先生方とともに防災教育に携わって8年になる。「どんな津波が襲ってきてもできることがある。それは逃げることだ」と教えてきた。特に中学生には「君たちは守られる側ではなく、守る側だ。自分より弱い立場にある小学生や高齢者を連れて逃げるんだ」と話していた。今回の震災では、多くの中学生が教えを実践してくれた。 ある少女とは、私が教えた中学生の一人だ。彼女は、自宅で地震に遭遇した。地震の第一波をやり過ごした後、急いで自宅の裏に住む高齢者の家に向かった。そのおばあさんを連れ

    小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない
    felis_azuri
    felis_azuri 2011/04/23
    『子どもに対しては「これだけ訓練・準備をしたので、自分は絶対に逃げると親に伝えなさい」と話した。親に対しては(略)「子どもを信頼して、まずは逃げてほしい」と伝えた』他ずしりと来る文章。地道な努力の結果
  • メディアが伝えぬ日本捕鯨の内幕

    は広く国益を再考し、遠洋で続けてきた調査捕鯨から手をひくべきだ。代わりに日沿岸で赤字を出しつつ操業している零細捕鯨を何とか採算に乗せ、鯨肉流通と、鯨の文化を共に残す方途を探りたい。 今しも日の捕鯨船団は、南氷洋上で愚連隊もどきの反捕鯨団体に追われている。これの圧力に屈すると思えば片腹痛いから、もっと大きな国益の収支を見るのである。 日が抱える2つの捕鯨 捕鯨には船団を連ね数カ月遠洋に出て捕るタイプと、沿岸から日帰り圏内で捕る種類の2つがある。 国際捕鯨委員会(IWC)の措置によって、この両方とも商業目的である限り一律停止となって久しい。 日だけは両方を続けてきた。遠洋型はIWCが例外扱いする科学調査目的のためとして。沿岸小型捕鯨は、IWCが保護対象としない鯨種に限って捕ってきたものだ。 日はIWCの場で、遠洋調査捕鯨の正当性を主張し、調査によって十分な個体数を確認できた鯨種

    メディアが伝えぬ日本捕鯨の内幕
    felis_azuri
    felis_azuri 2010/03/12
    『経済的に多くを意味せず、実現可能性においてゼロの主張を無理にも続けるうち、英豪加米といった同盟ないし準同盟国の大衆を少なからず敵に回し、風前の灯とさえいえる国内零細捕鯨業者を苦境に置き続ける事実』
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