日本で暮らす私たちの日々の生活は、どれくらい地球の環境に負荷を与えているのか? 気にしたことのある方は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。「エコロジカル・フットプリント」は、その負荷を数値で示す方法の一つです。WWFジャパンでは、この日本のエコロジカル・フットプリントをまとめた初めてのレポートを発表。日本の生活が、地球の生産力の2.3倍に相当する消費に支えられていることを指摘しました。 日本の消費社会を支えるために必要な地球は「2.3個」 2010年8月、WWFジャパンとグローバル・フットプリント・ネットワーク(Global Footprint Network=GFN)は、共同で『エコロジカル・フットプリント・レポート 日本2009』を発表しました。 これは、世界の木材や水産物などの資源の消費や、二酸化炭素(CO2)の排出により、日本がどれくらい、どのような形で、地球の自然環境に
(英エコノミスト誌 2010年3月13日号) 日本の捕鯨は国際社会の非難の海に飲まれている。だが、近く妥協案が見つかるかもしれない。 もしあなたが、噛んだ時に脂身以外あまり味のしないスジ肉の厚切りがお好みなら、きっと鯨肉を気に入るだろう。食感に加えて言えば、鯨肉には水銀が蓄積されている。これらの知的哺乳動物の捕獲がもたらす被害や、それらを絶滅へ追いやる軍事・産業的アプローチを考えてみてほしい。 オスカー・ワイルドの言葉を借りるなら、日本の捕鯨への固執は、ほとんど食べるに耐えないものを追いかける不快な行為だ*1。英国のキツネ狩りと同じように、捕鯨も見解の折り合いがつかないかに見える。 1986年以来、国際捕鯨委員会(IWC)は商業捕鯨にモラトリアム(一時禁止)措置を課している。それにもかかわらず、日本は南極が夏を迎えると毎年、捕鯨船を南方に走らせ、何百頭もの鯨を「調査」のために捕獲する。そし
艦船侵入や傷害など5罪に問われた反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」の抗議船「アディ・ギル号」元船長、ピーター・ベスーン被告(45)=ニュージーランド国籍=に対し、東京地裁(多和田隆史裁判長)は7日、懲役2年、執行猶予5年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡した。傷害罪についても認定した。 検察側は論告で、調査捕鯨への妨害行為について「調査捕鯨は違法という主張に基づき組織的に行ってきた活動の一環で、危険で悪質」と指摘。弁護側は傷害罪について無罪を主張、ベスーン被告も「けがをさせることは望んでいなかった」と日本語で述べていた。 ベスーン被告は2月11日夜、南極海上で小型ボートから酪酸入りガラス瓶を調査捕鯨船団の監視船に向けて発射し、乗組員に1週間のやけどを負わせたほか、15日には監視船の防護ネットをナイフで破り船内に侵入したなどとして、傷害と威力業務妨害、銃刀法違反、器物損壊、艦船侵入罪で起訴
23日、IWC年次総会で行われた、日本政府代表団による反捕鯨団体「シー・シェパード」に関する報告=モロッコ・アガディール(共同) モロッコで開催中の国際捕鯨委員会(IWC)年次総会で23日、反捕鯨団体「シー・シェパード」の調査捕鯨妨害行為をめぐり、日本とオランダの代表が主張をぶつけ合う一幕があった。 日本は昨年から今年にかけて南極海で活動した調査捕鯨船にシー・シェパードの妨害船が強度のレーザー・ガンなどを使用した状況をビデオや写真で詳細に報告。中前明政府代表は「捕鯨に対する見解の相違があっても、こうした行為は許されない」などと批判。 オランダ代表は「海の安全は損なわれてはならない」とする一方、「シー・シェパードと日本の捕鯨船の双方に自制を求めたが、残念ながら聞き入れられず、危険な出来事が起きてしまった」などと発言した。この発言に日本は「わが国の調査捕鯨船の乗組員をシー・シェパードと同列に扱
<分析> モロッコ南西部アガディールで開かれている国際捕鯨委員会(IWC)総会は23日、全体会合を再開した。しかし、議長役のリバプール副議長は、休会中の2日間にわたる非公式協議を経ても「各国の基本的立場は隔たったまま。主要議題の決着にはなお多くの時間が必要だ」と指摘。商業捕鯨の実質的再開を認める議長案について、25日までの今総会での合意を断念した。加盟各国も来年の総会まで1年間の「凍結期間」を置く方向で一致した。【行友弥、太田圭介、アガディール会川晴之】 ◇異例の非公式協議、決裂は回避 今回のIWC総会では、全体の捕鯨頭数を大幅に削減する一方、日本の沿岸捕鯨など商業捕鯨の再開を事実上認める議長案が示されていた。82年の商業捕鯨モラトリアム(暫定的停止)決定以来続く、加盟国間の対立を解消するのが狙いだ。 欠席したマキエラ議長(チリ)に代わって議長役を務めるカリブの島国、アンティグア・バーブー
Plans to overturn the 25-year old global ban on commercial whaling in return for reducing the numbers of whales killed each year were in confusion today with governments and groups divided. The 88 countries who are members of the International Whaling Commission (IWC) today agreed to meet in closed session for two days in Agadir, Morocco, to decide whether to adopt a draft plan which would allow N
モロッコのアガディールで第62回国際捕鯨委員会(IWC)年次総会が開幕します。これに先立ち、英サンデータイムズ紙が2週連続で、日本政府による捕鯨事業の不正と汚職を報じました。この報道をさらにBBCが追い、日本でも週刊AERAが内部告発者に取材した独自記事を発表しています。この新たなスキャンダル発覚によりIWCの議論が大きく左右される可能性がでてきました。多くの疑惑の中で、とくに注目すべきは下記の2点です。 セントクリストファーネービス、マーシャル諸島、キリバス、グレナダ、コートジボアール、ギニアといった捕鯨推進諸国政府の関係者が、IWC出席に関わる移動費、滞在費、お小遣い、女性などを日本政府に用立ててもらうことを条件に、IWCで日本の投票に同調する"票買い"工作を受けたことをビデオカメラの前で証言したのに加え、今年のIWC年次総会の進行にもっとも大きな影響力を持つアンソニー・リバプール議長
映画の感想 「かわいいイルカちゃんを殺す悪い奴らと闘う、僕ら正義の保護団体」というシンプルなメッセージ。「悪い奴は明らか、問題も明らか、あとは辞めさせるだけ」、ということだ。同じドキュメンタリーでも、Our daily bread(邦題:いのちの食べかた )と比較すると、メッセージの質は低い。しかし、わかりやすさという点では、良くできている。 エンターテイメントとしても、それなりに楽しめる。世界一のビルを上る男とか、ジオラマ作成専門家とか、いろいろな特技を持った人間が協力してミッションを行うストーリーは単純明快でアメリカン。悪者にされた日本人にしてみれば、かなり不愉快な映画であります。この映画によって、日本人のイメージは確実に悪くなりますね。The Coveの内容についてはこちらのサイトが詳しいです。 この映画の価値を決定づけるのは、画像のインパクト。海で大量のイルカを処理すると、湾は文字
福井市で開かれた「APECエネルギー大臣会合」は19日、閣僚宣言「エネルギー安全保障に向けた低炭素化対策に関する福井宣言」を採択して閉会した。宣言には「原子力エネルギーの普及を促進する」と明記されたが、会場近くでは原発推進に反対する集会やデモ行進などがあった。またJR福井駅周辺では、市民向けのAPECフェアも開かれた。【幸長由子、高橋隆輔、橘建吾】 APECエネルギー大臣会合の会場近くでは、地球温暖化対策としての原子力発電推進に反対する集会や、デモ行進、シンポジウムがあり、約200人が参加した。 集会は同市花月1の西公園であり、約30都府県から集まった市民団体のメンバーらが「原発に依存する社会からの早期の離脱を求める」とするアピールを採択した。参加者たちはその後、のぼりや横断幕を手に、「原発で二酸化炭素は減らせない」などとシュプレヒコールを上げながら、さくら通りを約1・5キロにわたりデモ行
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