立命館大学先端総合学術研究科の北村健太郎さん(http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/kk01.htm)が先月、とても興味深い人物の資料をまとめてくださいました。 19世紀から20世紀前半にかけて活躍したフランスの外科医で生理学者、血管縫合と臓器移植の研究でノーベル生理学賞まで受賞したアレキシス・カレルという人物です(http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/dw/carrel.htm)。 この人の著書のひとつ「人間 この未知なるもの」は日本でも訳されており、北村さんが紹介してくださったその本の中の一節(第八章 人間の再建 (p285−292)の箇所から)は優生思想のエッセンスを見事に詰め込んだ文章になっています。ある意味感動するほどの出来映えでしたのでこちらでも紹介したいと思います。例によって勝手にあちこち引用して