2015年2月19日、たかの友梨ビューティクリニック(株式会社不二ビューティ)とエステ・ユニオンによって、労使紛争の解決ならびに、子育てのための労働協約が締結されたことが突如発表され、話題を集めました。 エステ業界のパイオニア的存在である「たかの友梨」では、2014年に多くの労働問題が明るみになり、「ブラック企業」との社会的批判が強まるなか、従業員の加盟するエステ・ユニオンとの交渉のゆくえが大きな注目を集めていました。同年末には東京と仙台で同社に対する訴訟が提起され、産休・育休の取得に関する「マタハラ」問題も争点になっていました。 ところが、今年2月に発表された「ママ・パパ安心労働協約」では、子どもが小学校在学中は親の残業を免除するなど、現行法の水準を遥かに上回る水準での労働条件が約束されており、「ブラック企業」のイメージを覆すような斬新な内容が実現しています。 なぜ、同社においてこのよう