政府は7日午後8時、関西、四国、九州の3電力管内に要請していた節電の数値目標を解除した。すでに目標を撤廃した北陸、中部、中国を含めた計6電力で、7~8月のピーク需要は猛暑だった一昨年夏に比べ平均5~11%程度減少。最も厳しい需給が見込まれた関西では、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働で計画停電を回避し、四国、九州でも実施しなかった。 北海道は14日まで7%の節電目標を継続する。 西日本の節電要請は7月2日から一昨年比5~15%で始まり、大飯原発の再稼働を受けて段階的に数値目標を撤廃。関西と九州の10%、四国の5%となった。 今夏と一昨年を比べた電力需要の減少率は、関電が平均11・1%、四国が8・6%と目標を上回り、九州も9・5%とほぼ達成。資源エネルギー庁は「昨夏に続く2度目の節電で国民に意識が浸透していた」と総括している。 ◇ 西日本の節電期間は、予想以上の節電の浸透や