「忖度の走り」「ひとつの成功体験として、後に森友問題・加計問題みたいなものが」 元総務省官僚 「やっぱり官邸の力がかなり強まっていたので、官邸の顔色を窺うところは強くなっていたかなと思います」 第2次安倍政権下では、「内閣人事局」が設置され、中央省庁の幹部人事が、官邸によって決められるようになった。 元総務省官僚 「いわゆる安倍政権になっての“忖度の走り”。この件(放送法解釈問題)をひとつの成功体験として、この話の後に森友問題・加計問題みたいなものが起こっていく」 膳場キャスター 「これが官邸主導の実態だと?」 元総務省官僚 「その通りだと思います」 こうしたことが、総務省が官邸の圧力に抗いきれなかった背景にあると推測する。 膳場キャスター 「報道機関や放送行政にどんな影響が出ていくと思うか」 元総務省官僚 「すぐに影響が出るということではないと思います。ただ、10年20年という時間をかけ