金型の設計製造を手掛けるピーエムオフィスエー(諏訪市沖田町)が販売し、同市の「推せんみやげ品」に認定されているプラモデル「諏訪高島城」がまずまずの人気を集めている。昨年7月の発売以降、約2000個売れ、同社は「予想以上の売れ行き」。観光スポットをPRすることで、諏訪の活性化につながれば―と期待している。 高島城の200分の1の組み立てキットで、天守閣のほか、冠木門や冠木橋を含む堀周辺の情景を55の部品で再現する。 自社製品としてプラモデルやフィギュア(人形)といったホビー事業に乗り出した同社が、2010年秋のイベント「お諏訪まつり」で実行委員会から「何かキャラクターはできないか」と依頼されたのを機に商品化した。 発売当初、模型販売店向けに受注を始めたところ、「多くて500〜600個と思ったが、千数百個も注文があった」(同社)。従来の金型技術を生かしており、接着剤を使う手間をかけずには