JR東海が2027年に東京―名古屋間の開業を予定するリニア中央新幹線について、県リニア推進振興室の吉沢久室長は10日、飯田市内で開かれた南信州広域連合の第2回広域計画策定委員会で、同市上郷飯沼・座光寺に建設予定の中間駅の名称について「おそらく10年以上先に決まるのではないかと思われる」と述べた。北陸新幹線延伸区間の駅名決定時期を踏まえて発言した。 吉沢室長は、県のリニア活用基本構想に加え、他の新幹線の駅名が決まった時期に言及。来年3月開業予定の北陸新幹線の駅名について「正式決定は昨年6月、開業予定の1年9カ月前だった」と説明した。16年春に開業予定の北海道新幹線は、隣り合う北斗市と函館市の協議が難航し、「まだ駅名が決まっていない」とした。発言について、吉沢室長は取材に個人的な予想と話した。 リニア駅の名称では、昨年12月に飯田下伊那地方の経済団体関係者らが開いた会合で、市内に建設される