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2006年8月7日のブックマーク (2件)

  • “理不尽”と戦う準備はできていますか?

    あるメガバンクのシステム部門に所属している友人から聞いた話である。 この友人は大学卒業後,このメガバンクの前身である大手都銀に入行。約2年の営業担当を経てシステム部門に配属され,SEとして様々なシステム案件を手がけてきた。 筆者は以前,この友人と会うたびに,彼が所属するシステム部門の保守的な文化や,部下の提案に聞く耳を持たない上司の愚痴などをよく聞かされていたのだが,その友人がある時,「もう我慢できない」と漏らしたことがあった。それは今から数年前,彼が勤務する大手都銀が別の大手都銀と経営統合することになり,両行のシステム部門がそれぞれシステム統合に向けた準備に着手した頃だった。 ご存知の読者も多いと思うが,企業間の合併・買収などに伴うシステム統合では,それぞれの企業が保有している既存システムを,業務(あるいは機能)単位で比較検討し,一方のシステムを存続させて他方のシステムを統合するか,それ

    “理不尽”と戦う準備はできていますか?
  • IDEOが教える「イノベーションを生む秘けつ」

    英国のEconomist誌が、「いまやイノベーションは現代のあらゆる経済圏において、もっとも重要な要素とみなされている」と宣言した。 今でこそ「イノベーション」という言葉は日にも浸透してきたが、ほんの数年前までは、「イノベーションとはなにか?」と質問をすると、「新たな物を生み出すこと」とか、「古い体質から新しい体質に生まれ変わること」という答えが返ってきていた。単に「技術革新」と訳している辞書もあった。 これらの答えは間違いではない。だが不完全だ。 イノベーションという単語は、オーストリアの経済学者ヨーゼフ・シュンペータが、その著書「経済発展の理論」の中で「経済循環の軌道が自発的・飛躍的に変化する現象」という意味で使ったのが最初で、「新しい財貨の生産」「新しい生産方式の導入」「新しい組織の創出」「新しい販売先の開拓」「新しい仕入先の獲得」の5つに分類されている。 あらゆる新たなものを創出

    IDEOが教える「イノベーションを生む秘けつ」