麻生政権の不人気が続く中、自民党が揺れている。消費税の引き上げ問題を巡って、中川秀直・元幹事長らは国会採決時の“造反”をほのめかす。 渡辺喜美・元行政改革担当相は、すでに定額給付金などに反対して離党。1月16日には、無所属の江田憲司・衆院議員と政策グループを立ち上げた。将来の政界再編を睨みつつ、新党結成も噂されている。 一方で民主党は、総選挙後の連携も視野に入れてか、渡辺・江田両氏の選挙区で公認候補の擁立を見送ったままだ。 「候補者を立てないのは、実質的に支援するのと同じです。民主党幹部との間で話し合いがあったのかどうか、私のレベルでは分かりません。しかし私自身も、渡辺さんとは、官僚支配の打破や地域主権など、個々の政策で重なる部分が多いのは確かです」 民主党代議士・Aは、そう断ったうえで続ける。 「でも、だからといって一緒に新党をやろうなどとは思いません。同僚の民主党議員とも、渡辺さんのこ
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