並行言語であるErlangでPeer-to-Peer Network技術の一つである分散ハッシュテーブルを実装してみたところ,わずか1000行程度で実現できました.ノードが頻繁に出たり入ったりする,いわゆるchurn下でもそれなりの性能が出せたので,SourceForge.netで公開してみます.興味のある方はどうぞ. http://sourceforge.net/projects/ermdia/ 内部アルゴリズムはKademliaと呼ばれるものを利用しています.BitTorrent等でおなじみのアルゴリズムですが,データのput/getなどの通常のメッセージの交換時にルーティングテーブルをアップデートするため,ルーティングテーブルの維持コストがChord等に比べて低いという特徴があります.実装もそれなりに簡単で,過去にSymphonyと呼ばれる分散ハッシュテーブルを実装したのですが,それ
これまでCPUはムーアの法則に従って高速化してきたが、今後、CPUは高速化よりも並列化が進む。「これまでは動作の遅いプログラムでも、来年には高速に動くというのが常識でした。しかし、これはもはや現在の状況には当てはまりません」。サン・マイクロシステムズでWebテクノロジー関連のディレクターを務めるティム・ブレイ(Tim Bray)氏は、近い将来にプログラマが直面する問題は、CPUのコア数が増えてハードウェアの並列化が進むのに対して、現在使われている言語の多くで並列プログラミングのサポートが十分でないことだという。 「UltraSparc T1では8コア32スレッドの並列処理が可能です。IBMやAMD、インテルもCPUのコアの数を増やしつつあります。JavaEEを使えばスレッドサポートによる並列化の恩恵にあずかれますが、そうでない言語も多くあります」。 ブレイ氏は、こうした問題に対して2つの方
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