2年続けてケチのついた「統一球」を改称して、誰もが尊敬、文句を言えない「世界の王」にちなみ、「王貞治球」とでも命名したらどうか。 飛ぶボールに秘密改造と糾弾された昨年よりさらに飛距離が伸びた統一球問題はひとまず一件落着。ところが、「統一球」というネーミングそのものに対する批判の声が外野から出ている。 「WBCで使用する大リーグ球に近い国際球を」と、加藤良三前コミッショナーの肝いりで11年のシーズンから導入された「飛ばない統一球」。当初コミッショナー名が刻印されたことから、別称「加藤良三ボール」と言われていた。 「飛ばない統一球」から昨年、秘密裏に「飛ぶ統一球」へと改造され大問題になり、加藤前コミッショナーが引責辞任。現在の統一球からは「加藤良三」名は消えているが、「統一球という呼び方そのものに違和感がある」というのだ。 「この際、変えたらどうか」という声があがるのも無理はない。無責任な外野