ゼレンスキー氏、軍トップと摩擦 「戦況こう着」発言が波紋―大統領選に向け神経とがらす・ウクライナ 2023年12月16日20時32分配信 ウクライナのゼレンスキー大統領(右から2人目)とザルジニー軍総司令官(左から2人目)=11月3日、撮影場所不明(大統領府提供)(AFP時事) ロシアの侵攻を受けるウクライナで、ゼレンスキー大統領と軍トップの摩擦がささやかれている。発端は、対ロ反転攻勢がうまくいかず、戦況が「行き詰まった」と吐露したザルジニー総司令官の発言。「前進」をアピールしてきたゼレンスキー氏の信用に傷が付けば、次期大統領選で足をすくわれかねず、政権は内部からの批判に神経をとがらせている。 ウクライナ追加支援、結論先送り EU首脳会議、ハンガリー反対で ◇選挙延期も ザルジニー氏の発言は、11月1日の英誌エコノミスト(電子版)のインタビューで飛び出した。6月からの反転攻勢が戦果に乏しい