6月17日、東京・品川のホテルで開催された、ソニーの第99回株主総会。平井一夫社長の開会宣言と同時に、一人の株主が怒号を浴びせ、平井社長が静粛を求めたものの聞き入れず、開始30秒で退場者が出る事態となった。当該株主が退出に応じず、議事進行が3分ほどストップしたが、その後は混乱なく、総じて穏やかな総会となった。 冒頭で平井社長は熊本地震の影響に言及。「デジタルカメラや監視カメラ向けのイメージセンサー、ディスプレイデバイスの基幹工場が熊本にあり、大きな被害を受け、生産活動に支障が出た。現在は被災した工場の一部で生産を再開しており、早期の完全復旧に努める」と説明した。 グループの経営に関しては、「規模の拡大よりも利益を重視するという方針がグループ全体に浸透してきていると実感している。2015年度は、最終利益が2012年度以来、3年ぶりに黒字化。2014年度にはお支払いすることができず、株主の皆様
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