最近ずっと違和感を感じている事があり、その答えを探して、久しぶりに茂木健一郎さんと重松清さんの共著“涙の理由”(宝島社)を読み返しました。そしてこの本は、今こそ読み返しておくべき重要な本なのではないかと思ったので、その事について書かせていただきます。 世の中には、とても沢山の人がいて、みんなそれぞれに考えている事や、育ってきた環境、現在抱えている問題や状況・利害が違うという事は、山崎まさよしさんの“セロリ”にも歌われています。つまり、一言で言うと“世の中はとっても複雑なのだ”と思います。そんな“とっても複雑な”世の中が抱えている多くの問題は、当然、色々な問題が更に複雑に絡み合った、超複雑な問題なはずです。 しかし、そんな複雑な問題が沢山ある世の中の流れを動かしているのは、やけに単純で“わかりやすい物語”なのではないかと、最近感じるのです。 “涙の理由”は2009年に初版が発行されており、そ
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