唐突だがそろそろWeb 2.0が日本に何をもたらしたのか考える必要があるのではないか。ホームページが一般化した1990年代後半と何が違うのか。Web 2.0は日本においては新しいビジネスチャンスの別名で、一般的日本人の大部分はたんなるそれの消費者ではなかったか。世の中にはまさに米をおかずに米を食べるようなブログ論が今も後を絶たない。書く人なら当然分かることだが日記を書くという一つの作業を取り上げてみてもそう簡単ではないはずだ。Web 2.0に集う日本人ブロガーは結局何を求めたのか。Web上に友人がたくさんできたこと、あるいは多くの人がアクセスするようになったこと、もちろんそれらは大きな収穫であろうが、それらは本当にWeb 2.0でなければ成し遂げられなかったことなのか。例えばTwitterで書くことによってブログを書く必要がなくなったという人がいる。その人にとって書くということはどんなこと