米ワシントンD.C.(Washington D.C.)の財務省で、新たな金融安定化策を発表するティモシー・ガイトナー(Timothy Geithner)財務長官(2009年2月10日撮影)。(c)AFP/Paul J. Richards 【2月11日 AFP】ティモシー・ガイトナー(Timothy Geithner)米財務長官は10日、官民が協力して金融機関の不良資産を買い取る5000億ドル(約45兆円)規模の新制度を柱とした、新たな金融安定化策を発表した。 この新たな金融安定化策の中心となるのは、金融機関から不良資産を買い取るために官民が資金を出し合って設立する投資基金で、いわゆる「バッドバンク」と呼ばれるもの。規模は5000億ドルとされているが、「1兆ドル(約90兆円)まで拡大される可能性がある」という。 金融機関はこの制度を利用することで、住宅ローン関連の不良資産をバランスシートから