県水道局は、千葉分場1号配水池(千葉市中央区矢作町)と栗山配水塔(松戸市栗山)が昨年十月に国の登録有形文化財に登録されたのを記念して、両施設の見学会を二月四日午前十時~午後三時に開く(入場無料で荒天時中止)。 (村上豊、林容史) 千葉分場では、1号配水池や千葉高架水槽の外観などについて職員が説明。階段で屋上にも上れる。栗山配水塔は栗山浄水場内にあり、配水塔から東京都内や市川市の景色を展望できる。両所とも、小学生対象の写生会や検針業務の体験、災害に備えての非常用給水袋を使った応急給水体験などのイベントがある。 1号配水池は、一九三七(昭和十二)年に建設され、現在も市内に配水している。鉄筋コンクリート造りの半地下構造で内径二十九メートル。屋上に芝が張られ、中央には直線的なデザインのアールデコ風の水位観測塔がある。