7日に行われたJ1第10節で浦和に3-1で勝利を収めた柏。ネルシーニョ監督はここ5試合で戦術的には一番良い試合だったとし、チームの出来に満足している。 「今日は我々が戦術をよく理解し、90分間それを継続できた。浦和を分析しプランニングし、そのとおりの試合ができた。早い時間帯の先制点がチームに落ち着きを与え、相手に“責任”というプレッシャーを与えたことは確かだが、カウンターが重要になることは話していたし、それなりの準備をしていた。あとはカウンターの質や決定力が物足りなかったね」 「浦和は質とスピードのあるチーム。決して守備的になるわけではないが、相手をスピードに乗らせないようにしてサイドを押さえ、相手ボランチの山田(暢久)の両サイドのスペースで前線の4人がボールを受け、うまく攻撃に展開できた。守備をしながら相手のウィークポイントを探すようにとはいつも言っている」 「5試合戦った中で、戦
7日に行われたJ1第10節で浦和に3-1で勝利を収めた柏。勝利の立役者となったのは、2ゴールを決めた北嶋秀朗だった。 北嶋は開始早々の1分に右サイドからのクロスを頭で合わせて3試合連続弾となる先制点を挙げると、83分にはダメ押し点となるチーム3点目を奪い、フル出場でチームの勝利に貢献した。 これで今季4得点とした32歳の北嶋は、「この歳になって、色々なことが整理されてきたように思う。色んな人に話を聞いたり、色んなサッカーを勉強したからね。自分のできるプレー、できないプレーがはっきり分かってきた。今はゴールへの道筋が見える気がする」と好調ぶりをアピール。 これで5戦を終えて4勝と好調のチームに対しては、「勢いもあるけど、やってきたことの積み重ねが一番大きいと思う。今まで通り、1試合1試合を大切に、その試合に全力を尽くしてやっていきたい」とコメントした。 この活躍には指揮官のネルシーニ
柏、J1の主役に=開幕5戦で4勝1敗 柏、J1の主役に=開幕5戦で4勝1敗 柏にとって、意味ある一戦だった。前節、山形に惜敗。開幕からの連勝を止められた。「上位にいくには連敗はできない」とMF大谷。浦和の長所を完全に封じ、3得点の快勝。4日前の黒星で立ちこめた暗雲を、振り払った。 北嶋の先制点がチームに勢いを与えた。開始直後、攻め上がったDF酒井が右から折り返すと、近いサイドに飛び込み頭で合わせた。「相手DFとの駆け引きで先手が取れた」と北嶋。会心のゴールを振り返った。 追加点はカウンターから。前半21分、レアンドロドミンゲス−大津とつなぎ、最後はジョルジワグネルがノーマークで左足を振り抜いた。押し込まれても、決して受け身にならず、激しい当たりと球際の強さでボールを奪う。試合の流れを決定づける2点目だった。 「浦和の中盤にスペースができるのは分かっていた。相手の弱点を突けた。戦術をし
東京大学生産技術研究所が、水中ロボットを使って東日本大震災の津波による行方不明者の捜索を進めている。岩手県大槌町の沖合で海を探索し、遺体2体を発見した。 浦環(うらたまき)教授(海中ロボット学)らのチームは、4月29日から3日間、三井造船の協力を得て、同社の水中ロボット「RTV」2台を投入した。ロボットは長さ80センチ、幅55センチ。600メートルのケーブルで船上とつながり、遠隔操作でプロペラを動かして海中を約8キロ・メートル移動、カメラで海底を探った。 その結果、大槌町の約500メートル沖合で水深23メートルの海底から、同約700メートル沖合で同21メートルの海底からそれぞれ遺体を発見。海上保安庁によって引き揚げられた。
東日本大震災では、スポーツ界の対応の違いがクローズアップされた。株を上げたサッカーと、評判を落としたプロ野球。既に公式戦が始まり、プロ野球も人気を取り戻しつつあるが、元プロ野球選手でサンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏は「組織の差が出た」と強調する。サッカーが3月29日に日本代表対Jリーグ選抜の慈善試合を開催するなどして素早く統一感を打ち出したのに対し、プロ野球は各球団の意向が重視される権力構造が常識的な対応を遅らせた感がある。(北川信行) ■J「適切」8割 サッカーの“優等生ぶり”は、調査結果にも表れている。マーケティングリサーチ会社「モバイルマーケティング・ジャパン」(本社・東京都港区)がプロ野球、サッカーに相撲を加えたスポーツ界の震災後の対応について実施したアンケートによると、サッカーの対応を「適切だった」と回答した人は8割を超えたが、プロ野球は約5割。プロ野球には「開幕前のゴタゴ
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牡鹿半島の付け根にある宮城県女川町は、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた。過疎が進む人口約1万人の小さな港町の起爆剤として生まれたサッカーチームも、活動中断を余儀なくされた。町民の夢と希望を託された選手は無事で、大半は支えてくれた町に残っている。中島礼司選手(31)は「許されるなら、またこの町でサッカーがしたい」と静かに話した。 潮の香りが漂う中、東北社会人リーグ2部「コバルトーレ女川」の選手らが、普段の勤務先の水産加工会社でかまぼこづくりに精を出していた。入り江と山に挟まれたわずかな平地にある工場は、なんとか稼働した。在庫の原料でかまぼこをつくり、避難所に向かった。当初まんじゅう1個しか配られなかった被災者から大歓迎された。 リーグ開幕のめどは立たず先は見えないが、県外出身ばかりの選手から移籍希望の声は出てこない。栃木県出身のGK泉田圭太選手(24)は「どこかに行こうとは思わない。世話に
西部謙司メールマガジンは、6日に号外として「今節の注目だジェイ!」を配信しました。ブロゴラでは、第四回のプレビューを無料で公開いたします。『今節の注目だジェイ』は、注目カードのプレビューとレビューを行います。果たして西部謙司の展開予想は当たるのか? ◇◆今節の注目だジェイ!◇◆ J1 第10節5月7日(土)16:00キックオフ(国立) 柏レイソル vs 浦和レッズ ◆注目理由 ・昇格組で唯一、好調の柏レイソル ・浦和は同じような戦い方で2連敗してどこを変えるか。 ◆両チームの狙いを予想! 柏:最終ラインからボールをつないで攻める 浦和:クロスからのエジミウソン狙い ◆注目選手 柏:北嶋秀朗 浦和:高橋峻希 ──まずはこのカードの注目理由を教えてください。 西部「まだ強敵との対戦がありませんが、柏がJ2から上がってきて好調を維持しています。ボールが非常によく動いていて、良いサッカ
鉄人GK楢崎が負傷者続出のチーム救う!史上3人目450試合出場…名古屋 名古屋の楢崎(右)は通算450試合となる清水戦を前に、ミニゲームで汗を流した 名古屋GK楢崎正剛(35)が7日のホーム清水戦でJ1リーグ戦450試合出場という節目の大一番を迎える。史上3人目、GKとしては初となる偉業だ。昨季王者は現在負傷者続出で危機的な状況だ。昨季のリーグMVPがチームのピンチを救うため、完封を誓った。 偉大な金字塔を打ち立てる大一番を前に守護神楢崎は平常心を貫き通した。「450試合ですか…感慨はありません。節目で周囲から聞かれて気づくけど、出場試合は意識していない。ここまで出ていることは幸せなことです」 6日午後、豊田市内で練習を終えた楢崎は静かな口調で語った。奈良育英高から95年に横浜F入り。同8月16日平塚戦でデビュー後、12年間日本最強GKの称号を守り続けた。98年の横浜F消滅に伴い、名古屋に
「まねきねこダック」で今度こそ勝つ!…柏 7日の浦和戦に向け、ミニゲームをする北嶋(中央左) ネコとアヒルが力を合わせて柏の幸せを招く。柏―浦和戦(7日・国立)で、スポンサーである生命保険会社・アフラックのイメージキャラクター「まねきねこダック」と「青いダック」の着ぐるみが応援に訪れることになった。まねきねこダックは09年以降2度応援に来たが、1分け1敗と結果を残せていない。今回は幸せを呼ぶ青い鳥こと「青いダック」の参戦も決定。2羽のダックがタッグを組んで、浦和戦勝利を呼び込むつもりだ。 チームは山形戦で開幕からの連勝が3で止まった。首位も仙台に明け渡した。2戦連続ゴール中のFW北嶋秀朗(32)は「失ったのは勝ち点だけなので切り替えたい。僕が3戦連発して、勝てるのが理想」。ベテランは、チームの勢いが落ちたわけではないことを強調した。クラブ関係者も「2羽が勝ち点3を招いてくれるはず。勝ち点は
世界遺産に登録される見通しとなった「平泉」にある中尊寺金色堂。例年、多くの観光客でにぎわうが、今年はまばらだ=2日、岩手県平泉町、恒成利幸撮影世界遺産に登録される見通しとなった「小笠原諸島」の母島。西側は雲がかかっていた=6日午前12時3分、東京都小笠原村、本社機から 文化遺産「平泉」(岩手県)と、自然遺産「小笠原諸島」(東京都)が、いずれもユネスコの世界遺産に登録される見通しとなった。最終的に登録を決めるユネスコの世界遺産委員会は、6月19日からパリで開かれる。 ユネスコ世界遺産センター(パリ)は6日(現地時間)、登録の妥当性を「登録」「情報照会」「登録延期」「不登録」の4段階で評価する諮問機関からの勧告内容を日本政府に伝えた。文化庁、環境省によると、「平泉」「小笠原諸島」への勧告はいずれも「登録」だった。 一方、日本政府がフランスなどと共同推薦した東京・上野の国立西洋美術館本館を
文化庁は、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)が7日午前、岩手県平泉町の中尊寺などから成る「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を勧告したと発表した。 また、環境省も、やはり諮問機関の国際自然保護連合(IUCN)が同日午前、小笠原諸島(東京・小笠原村)の登録を勧告したと発表した。いずれも6月19〜29日、パリのユネスコ本部で開かれる世界遺産委員会で正式決定の見通し。 平泉は文化遺産、小笠原諸島は自然遺産。登録されれば、国内の世界遺産は、文化遺産が原爆ドーム(広島)や石見銀山遺跡(島根)など12件、自然遺産は白神山地(青森・秋田)や屋久島(鹿児島)、知床(北海道)に続き4件となる。平泉は東北初の世界文化遺産となる。 勧告について、近藤誠一文化庁長官は「我が国が誇るべき遺産である『平泉』『小笠原諸島』が世界遺産にふさわしい旨の評価を受けられたことは大変喜
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