東日本大震災で被害を受けたサッカーのナショナルトレーニングセンター(NTC)、Jヴィレッジ(福島県楢葉町、広野町)の再建を考えるため、前橋商工会議所に事務局を置くまちづくり団体「前橋街づくり協議会」(平方宏会長)は21日、Jヴィレッジを運営する日本フットボールヴィレッジ(JFV)の高田豊治副社長を招いて前橋市内で会合を開く。震災でJヴィレッジがNTCとして再稼働するのが難しくなっていることから、代替施設を整備する場合の条件などについて情報収集し、県内誘致の可能性を探る。 Jヴィレッジは福島第1原発から約20㌔の距離にあり、自衛隊、消防、東電関係者らの原発事故の対応拠点となっている。関係者によると、震災で施設の一部が損壊した上、芝生のフィールドがヘリコプター発着や資材置き場として使われ、NTCとしての再開は厳しい状況。すでに国内の複数箇所が代替施設の誘致に意欲を示しているとされる。 協議