京都大iPS細胞研究所の論文不正問題を受け、山中伸弥所長が、給与を当面の間、研究所に全額寄付するとの考えを示していることが25日、分かった。今月の給与から寄付するとしている。 問題の論文に一般の人から募った寄付金「iPS細胞研究基金」の二百数十万円が使われていたための措置という。 山中所長は不正を発表した22日の記者会見で「多くの方から頂いた支援が使われてしまった」と謝罪。発表後に対応を検討し、寄付する考えを担当者らに伝えた。
選手から、クラブスタッフへ-。元清水エスパルスMF杉山浩太氏(33)が、第2の人生の1歩を踏み出す。昨季限りで現役を引退し、今季からはピッチではなく、選手を支える側に回る。このたび日刊スポーツのインタビューに応じ、清水への思い、そして後輩への思いを熱く語った。 ◇ ◇ 15年間にわたる現役生活を終えた杉山氏は、晴れ晴れとした表情だった。「そこそこ、幸せな終わり方だったと思います」。明るい笑顔を見せた。小学生で清水のサッカースクールに加入してから、清水で現役を引退するまで23年間。まさに『サッカー=清水エスパルス』の人生だった。 「みんな良い時は清水が好きと言うし、高い給料をもらって、調子がよければ最高ですよね。じゃあ給料が10分の1になっても清水のためにやるかと言われたら、やらないかもしれない。でも俺は、それでもやるタイプ。今まで、そうやってきたと思うから。実際には『エスパ愛』
軽くて頑丈で手に入りやすい--。植物を原料とするこんな繊維が「夢の新素材」として注目されている。セルロースナノファイバー(CNF)だ。日本の豊富な森林資源を活用できる可能性があり、温暖化対策やリサイクルに役立つと期待されている。【斎藤有香】 ●鉄の5倍の強さ 植物は弱くて折れやすいといったイメージがあるが、約1400年前に建設された奈良の法隆寺のように現存している木材建造物もある。その強さの理由の一つは、植物細胞の中にある分子「セルロース」だ。スギやヒノキなど針葉樹の成分の約半分を占め、束状になって植物を支える。 頑丈なセルロースを分解するには大量の有機物質を使う必要があったが、磯貝明・東京大教授(セルロース科学)は2006年、触媒を使った特殊な酸化反応を利用して、常温常圧の自然な状態で分解してCNFを取り出すことに成功。15年にアジアで初めて「森林・木材科学分野のノーベル賞」とされるマル
がん患者の体内から免疫細胞を取り出し、遺伝子操作して攻撃力を高めて戻す新たな免疫療法「CAR―T(カーティー)細胞療法」の実用化に向けた動きが本格化している。24日には名古屋大学病院が、ほかに治療法がない急性リンパ性白血病の患者を対象に厚生労働省の部会に再生医療の臨床研究として申請し、了承された。 治療法がなくなって、これまで救えなかったがん患者への新たな治療法になると期待されている。 患者自身のT細胞と呼ばれる免疫細胞に、がんになったリンパ球の目印を認識させ、がんを攻撃し続ける機能をもたせて体内に戻す。一度の点滴で効果が出るとされる。米国で承認されている同様のメカニズムの薬(商品名キムリアなど)が4千万~5千万円と高額なことでも注目を集めている。 今回了承された計画は、信州大の中沢洋三教授が考案した独自の技術をもとに名大と信州大が共同開発した。治療費の大幅な削減を目指している。 国内では
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