2019年を締めくくるキリンチャレンジカップU-22ジャマイカ戦は、先月に行われた広島でのショッキングな敗戦を吹き飛ばすようなゴールラッシュとなった。 試合の入りから攻守にアグレッシブな姿勢を見せるU-22日本代表は、前半5分に中山雄太の見事な直接FKで先制点を奪取。そこからあれよあれよという間にゴールを積み重ね、終わってみれば8人の選手で9得点を奪い、大量得点で勝利を手にするに至った。 もちろん相手のレベルが低かったことは考慮する必要がある。プレッシャーをかければミスを繰り返し、球際や身体能力といった面でも違いを見せてくることはほとんどなかった。 ただ、1カ月前、0-2と完敗したU-22コロンビア戦では、攻守に連動性がなく、選手1人ひとりのポテンシャルを最後まで発揮できなかったチームが、ここまでの変身を見せたことは評価するべきだろう。あの敗戦をきっかけにしてチームに変化が生まれたことが、