メロンに網目模様ができる様子。表面には当初何もないが、2週間後には網目模様ができている(山梨大の島弘幸教授提供)複雑な現象には単純な法則が潜んでいる。それが何なのかを見抜くのが科学の力でもある。例えば、高級品であるマスクメロンの表面には複雑な網目模様が入っているが、1個ずつ異なる模様にも、ある共通の幾何学的法則があるという。突き止めたのは、山梨大大学院の島弘幸教授らの研究グループ。法則に従えば、メロン生産の在り方も変えてしまう画期的な科学技術ができる可能性もある。 内部と表面のアンバランスメロンの表面にできる網目模様には、その成長の過程が大きく関与している。仕組みをみる。