【武田修宏の直言】 柏がJ1初優勝。まずは「おめでとうございます」と言いたい。私はV川崎(現東京V)時代の1994年からネルシーニョ監督(当時はコーチ)の指導を受けており、2000年に監督が指揮したブラジルのポンチプレッタに短期留学した際にも受け入れてもらった。それだけにネルシーニョ監督の喜ぶ顔を見て素直にうれしかった。 今季の柏は先発メンバーが毎試合のように変わった。ネルシーニョ監督は同じポジションを複数の選手に競わせ、調子の良い方を起用する。そのため日々の練習から真剣勝負。練習試合も実戦さながらの激しさになるが、この競争が選手を大きく成長させた。 V川崎では私もFW三浦知良(44=J2横浜FC)、FWアルシンド(44=引退)らと切磋琢磨したが、柏もDF酒井宏樹(21)、MF茨田陽生(20)、FW工藤壮人(21)ら若手がチーム内の競争を制して台頭。これに刺激を受けた経験者が盛り返すこ
【サッカー】今月12日にアフリカから意外なニュースが入ってきた。元J1浦和監督のゲルト・エンゲルス氏(54=本紙評論家)がモザンビーク代表監督に就任したというのだ。Jリーグで名をはせたドイツ人指揮官が、なぜ日本サッカーとは縁遠いアフリカの大地に渡ったのか? 理由を探るため本紙がコンタクトを取ったところ、エンゲルス氏からは驚きの“宣戦布告”が飛び出した——。 ——なぜモザンビークの監督になったのか エンゲルス監督:ボクはずっと監督をやりたいと思っていて、日本(Jリーグ)からも誘いの話はあった。だけど、最終的にはアフリカでやることに決めました。かなり難しいけど、チャレンジしたいと思う。 ——どんな経緯で エンゲルス:3か月前くらいにドイツサッカー協会が仲介する形でモザンビークから「興味はあるか」との話があり、生まれて初めてアフリカに行った。その後も何回か現地に入り、最終的には友人などに
【サッカー】J1柏は16日、ホームで山形に1—0と勝って約2か月ぶりの首位に立った。初優勝が視野に入ったネルシーニョ監督(61)は「タイトルを取る準備はできている」と胸を張るが、大躍進には意外な秘密があった。 「監督の方針で選手は複数のポジションをこなさないといけない。それで(本職とは)違うポジションでプレーした場合にボーナスを出すことにした」(チーム関係者) 実際に開幕戦で右サイドバックを務めたDF増島竜也(26)は現在センターバック、左サイドバックだったジョルジ・ワグネル(32)は左MF。MF茨田陽生(20)が突然、右サイドバックで起用されたこともあった。 ただ、中には本職ではないポジションでの出場に難色を示す選手もいたという。そこでクラブ側は未経験のポジションでプレーした際、選手の不満がたまらないように特別手当10万円(推定)を支給した。こうした配慮のおかげで、J1で優勝争いを
【サッカー】2012年ロンドン五輪で金メダルを目指すなでしこジャパンに新たな強化プランが浮上した。女子W杯に続く世界制覇に向けて、さらなる強化の必要性が叫ばれる中「サッカー版・虎の穴」構想が動き出す——。 北朝鮮戦後は険しい表情を浮かべた佐々木則夫監督(53)もロンドン五輪出場権が決まると「日本のみなさんにお約束していた出場権をなんとか取ることができました。選手には『よくやった』と言いたい」と満面の笑顔を見せた。 ただ、今回の予選は北朝鮮戦で大苦戦したように、万全のコンディションではなかった。世界連覇を実現するためにはさらなる強化が欠かせないのも事実。特に主力選手とサブ組の力の差を埋めることは最優先課題だ。さらにDF陣の強化と若手の底上げは急務とされている。 そこで浮上したのがなでしこタウン構想、「女子サッカー版・虎の穴」の建設だ。日本サッカー協会関係者によると、これは女子サッカーの
U—22日本代表の“金銭問題”が本格的に検討されることになった。 9月から始まるロンドン五輪アジア最終予選へ向け、U—22代表を抱えるJリーグクラブは主力選手を代表に取られた際に、日本サッカー協会に金銭での補償を求めている。この問題についてU—22代表チームの担当者は「そんな話は出ていたけど、会議の席で出た話だけでなく、きちんと協会側に『考えてほしい』という意見が届いている。検討する? 一応は考える方向で」と発言。 クラブ側は所属選手がU—22代表に選出され、Jリーグ公式戦を1試合欠場した場合には50万円の補償を求めている。 ただ五輪最終予選では合宿も含めて約20人前後の選手が拘束される予定。このため協会側はJを1試合休ませるために約1000万円もの資金が必要となる。しかも来年4月まで五輪出場権をかけた戦いが続く可能性もあり、バク大な金額が必要になる。そこで慎重に議論を進める方針だ。
【サッカー】Jリーグ各クラブが日本サッカー協会に猛反発した。6月30日にJリーグ強化担当者会議が行われ、各世代の代表チーム日程などを確認した。ところがロンドン五輪アジア最終予選に向けた日程面で大紛糾。U—22日本代表選手は各クラブの主力選手級が多く、選手を取られるJクラブにとって影響は少なくない。そのためクラブ側が協会側に特別補償として金銭を要求するという異例の事態に発展した。 五輪アジア予選はA代表とは異なり、Jリーグ公式戦が開催されている中でも実施される。9月21日からはロンドン五輪アジア最終予選が始まるが、ここで問題が起きた。予選に向けた事前合宿を行うのだが、これが9月17、18日に開催されるJリーグ戦ともろにぶつかる。そのためU—22日本代表に選出された選手は同節のJリーグ戦に出場できないことが決まった。 ただ、クラブ側も無条件で受け入れるというわけではない。あるクラブの強化担
【サッカー】Jリーグで話題を集めている“超イケメンストライカー”がいる。J1首位柏のMF田中順也(23)だ。今季は現在8得点の大活躍。日本代表のザッケローニ監督(58)も注目する大型ストライカーに直撃した。 ——今季は絶好調だ 田中:調子いいし、チームに運よく点を取らせてもらっている。浮かれることなく、ブレることなく、やっていきたい。 ——メディアでも取り上げられるようになった 田中:プロになったからには一度くらいは(テレビで活躍を)取り上げられたかった。ただ“一発屋”ですぐに姿を消さないように、浮かれることなくこれからも取り組みたい。 ——好調の要因は 田中:体調管理ができていること。今季は体重を80キロから73キロに落とした。これでキレが出たし、動けている。ただすごく太りやすい体質なので炭水化物を控え、揚げ物は食べない。ものすごく食べたいけど、我慢している。学生時代は毎
長期化しそうな東京電力の計画停電の影響が、昨夏の猛暑で“品薄騒動”まで起きた大人気アイスキャンディー「ガリガリ君」にも及んでいた。 ガリガリ君といえば、昨夏の猛暑で飛ぶように売れたことで、一時期「どこに行っても買えない」と話題になった。今年の夏も、その可能性が急浮上している。というのも実は、ガリガリ君は計画停電の地域に該当する、埼玉県深谷市の赤城乳業本社工場だけで生産されているからだ。 赤城乳業の広報担当者は「停電になれば、工場の操業をストップせざるを得ません。また、1日に2回も停電がある日には、その日、丸1日は操業しません。昨夏に品薄となった時には、土日はもちろん、工場を24時間フル回転させましたが、停電では工場が動かせませんから」と事情を明かす。 日本の店頭に並ぶガリガリ君のすべてを作っているただ一つの工場が稼働できておらず、実際に去年の同時期に比べて「生産量は3割減です」(同)
J1に復帰した名門・柏が5日の開幕戦で、小野伸二(31)、高原直泰(同)の元日本代表コンビを擁する清水にホームで3-0と快勝。これを「私どもも喜んでます」と話したのは、スポーツ用品企業・ヨネックスの担当者だった。 テニスやバドミントン、ゴルフで有名なヨネックスが、今季は柏とオフィシャルユニホームサプライヤー契約を結んでJリーグに参入。2013年1月末までの2年間、同社は試合用、練習用、移動用のウエアを提供する。レプリカユニホームも製造・販売される。 ヨネックスといえば、石川遼(19=パナソニック)モデルのクラブなどで知られ、この1月にはテニスの女子世界ランキング1位キャロライン・ウォズニアッキ(20=デンマーク)と用具使用契約を結んでいる。これを機にサッカー事業も拡大か――。 「現在のところ、そういう予定はありません。将来的に検討する可能性はあるかもしれませんが」(前出担当者) 同
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