【新・関西笑談】Jリーガーから法律家へ 弁護士・八十祐治さん(1) サッカー少年たちの憧れであるJリーガーから、法律のプロとして法廷に立つ弁護士へ-。ガンバ大阪などで選手としてプレーした八十祐治さんは、引退後のサラリーマン生活に飽きたらず、司法試験に挑戦。持ち前の情熱を発揮して猛勉強し、難関を突破した。今月で弁護士として丸5年となる。穏やかな語り口の奥に秘めた芯の強さを感じさせる八十さん。夢中でボールを追いかけた少年時代から、華やかなJリーグのピッチ、苦労した司法試験まで、異色の経歴の陰にある努力の日々とは。(聞き手 前田武) --なぜ、弁護士になろうと思ったのですか 八十 子供のころからサッカーばかりやってきて、引退した時は31歳。それからサラリーマンとして営業の仕事をしていたのですが、それまでサッカーに向けていたような情熱が、どうしても出てこない。そこで、何か次の目標に挑戦しようと考え