スパコン並みの脳機能コンピュータ、2030年に野球ボールサイズで実現へ:先端技術(1/3 ページ) 野球ボールサイズのてまり型スパコンが2030年に登場するのか。電子回路LSIの限界を超えるための技術として、シリコンフォトニクス技術が注目されている。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は「光エレクトロニクスシンポジウム」で、その可能性の一端を紹介した。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2015年6月16日、「光エレクトロニクスシンポジウム」を東京都内で開催した。シリコンフォトニクス技術を用いた基盤技術の確立を目指した開発プロジェクトの概要やその進捗状況、野球ボールサイズ(てまり型)スーパーコンピュータへの期待などについて紹介した。 NEDOは、情報通信機器の省電力化と高速化を目的に、シリコンフォトニクス技術の確立に向けて、2013年度より「超低消費電力型光エレクト
IBMは米国時間8月7日、同社が世界初のニューロシナプティックコンピュータチップと呼ぶものを発表した。人間の脳が持つ計算能力と出力効率を模倣したプロセッサだ。 「TrueNorth」という名のこのチップは、スーパーコンピュータ並みの性能を切手サイズのマイクロプロセッサに詰め込むことも可能になるかもしれない。現在のプロセッサのように総当たり方式の数学的計算によって問題を処理するのではなく、状況を理解し、あいまいさにも対処して、コンテキストに応じた処理をリアルタイムで実行できるように設計されている。さらに、コンピュータ史上最も電力効率が高いチップの1つとなり、新しいタイプのモバイルアプリやコンピューティングサービスを実現する可能性も秘めているという。IBMの研究責任者兼シニアマネージャーのDharmendra Modha氏はインタビューでこのように述べた。 人間の脳を参考にしたTrueNort
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