[ニューヨーク 8日 ロイター] 米経済が日本の「失われた10年」のような長期不況に突入するとの懸念がくすぶっているが、アナリストの間では、日本のような長期不況は避けられる可能性があるとの見方が出ている。 12月8日、米経済が日本の「失われた10年」のような長期不況に突入するのは避けられるとの見方が出ている。写真は10月、仕事を探すマイアミの建設作業員ら(2008年 ロイター/Joe Skipper) 連邦準備理事会(FRB)が早い段階で金融システムへの大量の資金供給に踏み切ったのが理由。米国では90年代の日本と同じく、不動産と株価が急落し、金融機関の不良債権が膨らんでいるが、アナリストは、FRBの対応は当時の日本に比べてはるかに迅速だとの指摘している。 FRBは住宅ローン関連証券5000億ドルを直接買い入れると発表。住宅ローン金利の低下を促し、問題の根源に対処することが狙いだ。 一連の危