ゼロトラストネットワークを実現する要件の1つとして、社内環境の東西通信の可視化と細かな制御を実現するマイクロセグメンテーションの導入が注目されています。 一般に、ネットワークの領域では、クライアントからサーバへのトラフィックを「North-South Traffic」、クライアント間またはサーバ間のトラフィックを「East-West Traffic」と呼びます。東西問題とは、クラウドやウェブが広く利用されることによって、インターネットの「East-West」の通信が増え過ぎて、データセンター事業者が回線コストの上昇などの影響を受けることを指します。 この記事では、日本国内でこれまで導入されてきたゼロトラストの取り組みとの違いと、マイクロセグメンテーションの概要についてご紹介いたします。 記事の要点 これまでのゼロトラストでは、通信監視は南北通信に限られていた 攻撃への対策は、侵入を許した後