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ブックマーク / www.sankei.com (93)

  • 「アフィリエイト」広告、消費者庁が大規模調査へ

    アフィリエイト」と呼ばれるインターネットの成果報酬型広告をめぐり、消費者庁が広告主や広告作成者、仲介会社を対象に大規模な実態調査に乗り出すことが20日、同庁関係者への取材で分かった。広告作成は副業目的の個人400万~500万人が担い、市場規模は右肩上がりで3000億円と活況を呈している。一方で虚偽、誇大広告といった不正も多く、野放しに近い状態。調査で業界の全貌を把握し、ネット広告のルール作りや規制強化に活用する狙い。 国民生活センターによると、ネット広告をめぐるトラブル相談は昨年、約8万6000件と過去最多。中でも「アフィリエイトを見てネット通販で商品を1回だけ購入したが、いつの間にか定期購入契約を結ばされていた」といった相談が目立つ。 広告作成者は「アフィリエイター」と呼ばれ、仲介会社の依頼を受け、広告主の商品を自分のサイトなどで宣伝している。サイトには商品購入サイトへのリンクを付けて

    「アフィリエイト」広告、消費者庁が大規模調査へ
  • 京アニ放火 難航する身元確認 DNAも…京都府警 - 産経ニュース

    「京都アニメーション」の放火事件では、34人が亡くなったが、発生から4日たった22日の段階でも、身元の特定に至っていない。DNA型鑑定が必要な遺体が多いことや、遺族感情に配慮していることなどがその理由とみられる。 火災は18日午前10時半ごろ発生。鉄筋コンクリート3階建ての延べ約690平方メートルが全焼し、34人が死亡し、34人が負傷した。京都府警は最初に焼死と判明した5人に対する殺人と現住建造物等放火などの疑いで青葉真司容疑者の逮捕状を取っている。 捜査関係者によると、「遺体によっては対面では判断できない」状態だといい、遺族からDNAサンプルの提供を受けるなどして、身元の確認に向けた作業を進めている。「親族だと思って付き添っていたが、確認してみたら違っていた」というケースもあるといい、特定には一定の時間がかかる見通しだ。 府警は「一番配慮しないといけないのは遺族。そこをないがしろにしては

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    fumirui
    fumirui 2019/07/23
  • うわさ信じ、衣装代払わず 北九州成人式、相次ぎ提訴 - 産経ニュース

    派手な衣装の成人式で知られる北九州市で、「衣装代を払わなくてもよい」という誤ったうわさが広まったことから、踏み倒せると信じた新成人の支払い拒否が増え、貸衣装店が相次いで訴訟を起こす事態になっている。店側は「成人のスタートに汚点を残さないで」と呼び掛ける。 北九州市では近年、一部の新成人が金や銀の羽織はかま、真っ赤な着物といったいでたちで成人式に出席。人気なのは小倉北区の貸衣装店「みやび」だ。今年は、福岡県外用も含めて約800人分を手掛けた。 ところが、店側によると、6~7年前から不払いが始まった。うわさの出どころは不明だが、一部の客は「先輩も払っていないが問題ないと聞いた」などと話し、支払いを拒否したという。不払いはこれまでに約200件に上る。 悩んだ店側は、平成29年から弁護士を通じて交渉し、連絡が取れないなどやむを得ない場合に限って裁判で支払いを求めている。提訴したのは今年3月までに約

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    fumirui 2019/05/29
  • 「前の天皇陛下はいつも座ったまま」 宮内庁、毎日報道の首相発言を否定 「上皇さまの尊厳傷つけ、極めて非礼」

    宮内庁の西村泰彦次長は20日の定例記者会見で、今月14日に安倍晋三首相が天皇陛下に行った「内奏(ないそう)」について、毎日新聞が16日付朝刊で報じた「前の天皇陛下はいつも座ったままだったが、今の陛下は部屋のドアまで送ってくださって大変恐縮した」とする安倍首相の発言について、「官邸に確認したが、首相はそのような発言をしていないと聞いている」と否定した。 西村次長は、上皇さまの日ごろの対応から、退出する首相を座ったまま見送られることは「あり得えない」と言及。報道内容が「上皇陛下の尊厳を傷つけ、極めて非礼で遺憾だ」とする宮内庁の認識を示した。

    「前の天皇陛下はいつも座ったまま」 宮内庁、毎日報道の首相発言を否定 「上皇さまの尊厳傷つけ、極めて非礼」
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    fumirui 2019/05/21
  • 海自、南極観測から撤退検討 「しらせ」運用、人手不足で(1/2ページ)

    海上自衛隊が南極観測船「しらせ」の運用からの撤退を検討し始めたことが28日、防衛省関係者への取材で分かった。人手不足に対応するため乗組員を他の艦船に振り分け、積極的な海洋進出を続ける中国に備える。実現には自衛隊法改正が必要といい、今後、議論が格化するとみられる。 しらせは海自が運航し、研究者らの観測隊員を乗せ約5カ月かけて、日と南極を毎年往復している。関係者によると、昨年12月に閣議決定された防衛力整備の指針である「防衛計画の大綱」の改定作業と並行して、同省と海自が撤退に向けて検討を行った。 しらせの乗組員は約180人と護衛艦1隻分に匹敵する規模で、これを他の艦船に振り分ける案などが検討された。ただ、撤退による広報活動や隊員募集への悪影響を懸念する声が出たほか、南極観測への協力を明記した自衛隊法の改正も必要とみられるため、結論は持ち越しになった。 背景には海自の深刻な人手不足がある。日

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  • ゴルフの素振りで火災か 枯れ草に火花飛んだ可能性 - 産経ニュース

    3日午後2時30分ごろ、山形県寒河江市寒河江で、河川敷の枯れ草が燃えていると、近くの屋内運動場の職員から119番通報があった。県警寒河江署は、付近にいた男性(83)がゴルフの素振りをした際に、クラブとアスファルトがこすれて火花が散り、枯れ草に引火した可能性もあるとみて調べている。 同署によると、男性が午後2時半ごろから、アスファルトの遊歩道で、金属製のドライバーを使って素振りしていたところ、目の前の枯れ草から火が出て燃え広がったという。男性は自力で消火できず、運動場の職員に助けを求めた。 火災は同日午後3時20分ごろに鎮火。枯れ草が約1300平方メートル焼失した。けが人はいなかった。

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    fumirui 2019/03/04
  • SF作家の横田順彌さん死去

    横田順彌氏(よこた・じゅんや=SF作家、明治文化史研究家) 4日、心不全のため死去、73歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は姉、鈴木ます子(すずき・ますこ)さん。後日、しのぶ会を開く予定。 古典SFの研究で知られ、日のSF小説の祖といわれる押川春浪の波瀾(はらん)万丈な生涯を描いた「快男児 押川春浪」(会津信吾氏との共著)で昭和63年、日SF大賞を受賞。明治文化史研究家としては、大衆文学研究賞などを受賞した「近代日奇想小説史 明治篇」をはじめ、「明治バンカラ快人伝」や「明治不可思議堂」などの著作がある。

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  • 海賊版「ブロッキング」法制化断念 政府、広告抑制など総合対策で対応 (1/2ページ)

    政府は、漫画などを無料で公開している海賊版サイトの対策として検討してきた、強制的に閲覧を止める「接続遮断(ブロッキング)」の法制化を断念する方針を固めた。今月下旬招集の通常国会への関連法案提出を検討してきたが、憲法上の権利を侵害するおそれがあることなどから、法制化は時期尚早と判断した。政府は広告出稿の抑制を促すなど接続遮断以外の方法による海賊版サイトへの総合対策を策定。2月にも工程表をまとめ、早期の対策に乗り出す。 政府は昨年6月から10月まで有識者会議で、接続遮断の法制化に向けた議論を行ってきた。しかし通信業界を中心に「接続遮断は憲法で規定される『通信の秘密』を侵害するおそれがある」「技術的にも抜け道があり、効果は限定的だ」などの反対が続出。有識者会議が中間とりまとめを断念するという異例の経緯をたどっていた。 ただ、海賊版による著作権侵害の被害は約4300億円に達しているとされ、出版社な

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    fumirui 2019/01/15
  • 米国人撮り鉄が写した60年前の日本(1/2ページ)

    ではまだカラーフィルムが普及していなかった昭和30年代、鉄道を中心とした日の風景を鮮明なカラー写真で記録し続けていた米国人がいた。日の鉄道に魅了されて全国を訪ね歩いた米国人撮り鉄が写した約400枚の写真を収録した「秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日」(光文社新書・1500円+税)は、普通なら白黒でしか見られない当時の日常風景を生々しくよみがえらせる。 鮮明なコダクローム著者のJ・ウォーリー・ヒギンズさんは1927年、米国ニュージャージー州生まれ。ミシガン大学で修士課程修了後、昭和31年に米軍軍属として初来日。1年間の在勤中に列車旅行を重ねたウォーリーさんはすっかり日鉄道のファンとなり、いったん帰国した後、33年に在日米空軍の軍属として念願の再来日を果たす。35年には日人女性と結婚し、日に在住して鉄道写真を撮り続けた。その後、趣味が高じて国鉄の顧問となり、現在はJR東日

    米国人撮り鉄が写した60年前の日本(1/2ページ)
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    fumirui 2018/12/24
  • 図書館移管、法改正へ 地域活性化で中教審答申 - 産経ニュース

    中央教育審議会は21日、社会教育の振興策をまとめ、柴山昌彦文部科学相に答申した。現在は自治体の教育委員会が所管している図書館や博物館を、首長部局に移管できるようにする特例の創設を提言。政府は来年の通常国会で、移管の特例を盛り込んだ関連法改正を目指す。 対象は、図書館や博物館、公民館といった公立の社会教育施設。図書館を核としたまちづくりや、博物館を観光振興の拠点に活用するなど、地域にとって効果的と判断した場合に自治体が条例で移管できるようにする。首長部局に置くことで、都市計画や産業振興、観光といった部署と連携しやすくする狙いがある。 このほか答申では、全ての人が生涯を通じて学び、その成果を地域活性化に生かす「生涯学習社会」の実現に向け、国や自治体の積極的な取り組みを要請した。

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    fumirui 2018/12/22
  • 「無料公開」でも無断転載により損害 “まとめサイト”側に賠償命令 東京地裁(1/3ページ) - 産経ニュース

    ツイッターに投稿したイラストを「まとめサイト」に無断で転載されたとして、イラストレーターの女性がサイト側に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁が著作権侵害を認め、イラストの原稿料相当額の支払いを命じる判決を言い渡していたことが29日、分かった。司法関係者によると、ネット上の無断転載をめぐる訴訟は相次いでいるが、無料で公開した投稿でも賠償を求められると明示した司法判断は異例という。 女性は「ナカシマ723」の名前で活動。平成26年7月、ツイッターで「どの壁ドンがお好き?」などという投稿とともに3枚のイラストを公開したところ、14のまとめサイトの記事でイラストが転載されているのが見つかった。 女性は全サイトに記事の削除と使用料の支払いを求めるメールや内容証明を送信。10サイトとは示談などで解決したが、残る4サイトについては反応がなく、女性がサイト側に損害賠償を求める訴訟を起こした。 4サイトのうち

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  • 【科学】文科省、「カミオカンデ」後継に注文 建設費削減へ調査検討

    東京大宇宙線研究所などが計画する素粒子ニュートリノの次世代観測装置「ハイパーカミオカンデ」について、文部科学省は675億円に及ぶ建設費の削減に向け、来年度予算の概算要求に数千万円の調査費を盛り込んだ。 工法の見直しなどで減額の見通しが立たなければ、格的な予算措置は見送る方針で、厳しい注文が付いた形だ。早ければ2026年春としていた観測開始は遅れが確実となった。 ライバルの米国チームは昨年夏に次世代装置の建設を始めており、このままではノーベル賞級の成果で先を越されかねない。 ハイパーカミオカンデは、同研究所の梶田隆章所長がニュートリノに質量があることを発見してノーベル物理学賞を受賞した観測装置「スーパーカミオカンデ」の後継施設。 岐阜県飛騨市神岡町の地下に深さ約60メートル、直径74メートルの巨大な水槽を建設。「CP対称性の破れ」と呼ばれる物理現象がニュートリノでも起きることを突き止め、物

    【科学】文科省、「カミオカンデ」後継に注文 建設費削減へ調査検討
  • 「ウルトラマンレオ」出演者らが明かす撮影秘話 「さすがに監督に抗議した」 12月にブルーレイ化(1/2ページ)

    昭和の「ウルトラマンシリーズ」の中で、格闘技色が強く、激しい特訓シーンが続くなど異彩を放つ作品「ウルトラマンレオ」(昭和49年)がブルーレイ化され、12月21日に発売される。レオ=おゝとりゲン役の真夏竜(68)と、防衛チームMAC(マック)のモロボシ・ダン隊長として出演した森次晃嗣(こうじ)(75)が、当時の秘話を明かした。 ふるさとの獅子座L77星をマグマ星人に滅ぼされたレオは、おゝとりゲンとして地球へ。地球を守っていたモロボシ・ダン=ウルトラセブンも、マグマ星人に襲われ、変身能力を失う。レオはセブンに代わって地球を守る決意をし、ダンはゲンを特訓で鍛える…。 作品中ではダンのゲンに対する厳しさが目立った。それを象徴するのが数々の特訓シーン。実際の撮影も厳しく、中でもダンがゲンをジープで追い回す特訓の過酷さには、2人とも「今はあんなことできないよね」と口をそろえる。 撮影に使われたのは中古

    「ウルトラマンレオ」出演者らが明かす撮影秘話 「さすがに監督に抗議した」 12月にブルーレイ化(1/2ページ)
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    fumirui 2018/08/31
  • 海外では当たり前の食中毒対策「放射線照射」 消費者にもメリット…日本ではなぜ使えないのか(1/4ページ)

    愛媛県今治市で7月下旬、ウナギのかば焼きをべた約200人がサルモネラによる中毒となった。暑い夏は、サルモネラだけでなく、腸管出血性大腸菌O157やカンピロバクターなど細菌による中毒が増える。海外では品への放射線照射が中毒予防に効果を上げているが、日ではこれが禁止されている。WHO(世界保健機関)も認める技術なのに、利用できないのはおかしいとの声が上がっている。 米・加は牛肉に使用 放射線照射は、放射線の透過力の強さと、生物のDNAが放射線に弱いことを利用した処理技術。温度を上げずにDNAに作用して細胞分裂を止め、殺菌や殺虫、芽止めができる。 品への照射は、海外では農産物の保存や中毒防止、植物検疫などを目的として使われている。日原子力産業協会によると、2013年の世界における品照射の処理量は推定で年間約100万トン。 中毒防止に効果があるのは、品内部の細菌もしっかり殺

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  • NHK、ネットのみの世帯に対し受信料新設狙う 財源拡大を模索(1/2ページ)

    テレビと同じ番組をインターネットで流すNHKの「常時同時配信」が、総務省の容認姿勢で実現に向けて大きく動き出すことになった。NHKは当面、テレビを持たずにスマートフォンやパソコンだけで視聴する世帯からは受信料を徴収しない方針だ。しかし、将来的にはネットのみの世帯に対する受信料新設で財源の拡大をもくろんでおり、肥大化による民業圧迫が懸念される。 「受信料制度との整合性やネット空間で果たす役割といった論点について、まずはNHK自身が構想を明らかにし、国民、視聴者に丁寧に説明して理解を得ることが必要だ」 日民間放送連盟の会長に6月に就任した日テレビの大久保好男社長は、NHKの同時配信についてこう牽制(けんせい)している。 NHKは同時配信の開始時、テレビを保有して既に受信契約を結んでいる世帯については、スマホやパソコンを「2台目、3台目のテレビ」として扱い、追加負担なしで利用できるようにする

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    fumirui 2018/07/13
  • 原爆投下前後を写した貴重な500枚 広島の写真家、遺品で発見(1/2ページ) - 産経ニュース

    広島への原爆投下で被爆した写真家、迫幸一さん(1918~2010)の遺品から、30~50年代ごろの広島市内や周辺を写した未発表の写真が見つかった。少なくとも500枚あり、専門家は「原爆投下前後の街の変遷を知る上で非常に貴重」と評価。迫さんの長男が広島市内にオープンする資料館で閲覧できる。 迫さんは広島県呉市出身で、原爆投下後の昭和20年8月8日に広島市内に入り、残留放射線を浴びた。人や自然をテーマにした作品を数多く発表。海外で高い評価を受け、米国のニューヨーク近代美術館などに作品が収蔵されている。 迫さんの死後、長男の青樹さん(72)が遺品を整理していて、10万枚以上のネガフィルムやプリントされた写真を発見。原爆投下直後の写真は見つかっていないが、被爆前の産業奨励館(現・原爆ドーム)や、終戦から8年後に撮影したとみられる完成間もない平和大橋や原爆資料館など、広島の風景写真が数多く出てきた。

    原爆投下前後を写した貴重な500枚 広島の写真家、遺品で発見(1/2ページ) - 産経ニュース
  • 昆虫のナナフシ、鳥に食べられ卵を拡散か 神戸大など研究チーム(1/2ページ)

    昆虫のナナフシの卵は鳥にべられても糞(ふん)に交じって排(はい)泄(せつ)され、その後孵(ふ)化(か)することを神戸大などの研究チームが発見した。飛べないナナフシは、体内に卵を持ったまま鳥に捕されることで生息域を広げた可能性があるという。28日(日時間29日)の米科学誌「エコロジー」電子版に掲載された。 植物は、果実をべるなどした鳥が種子を遠くまで運んで糞と一緒に排出し、生息域を拡大させてきたことが知られている。 一方、昆虫では同様の事例が確認されておらず、捕された昆虫は子孫を残すことができないと考えられてきた。 チームでは、移動能力の低いナナフシが孤島などに生息域をどのように拡大させたかに注目。卵は硬い殻に覆われ受精しなくても孵化することから、天敵のヒヨドリにべさせ、糞に混じった卵を観察した。この結果、5~20%の卵が無傷で排泄され、一部が孵化することを確認した。

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  • 【関西の議論】「シカ踏切」絶大な効果、逆転の発想が生んだ近鉄の接触事故対策(1/4ページ)

    シカと電車の接触事故を減らそうと、近畿日鉄道が導入した「シカ踏切」が絶大な効果を発揮している。運行時間帯はシカが嫌がる超音波で線路から遠ざけ、終電から始発までの夜間はそれを止め、自由に線路を横切れるようにするという画期的なシステム。奈良、三重両県の大阪線の一部に設置したところ事故件数が激減し、他の鉄道会社も試験導入を始めた。野生動物を排除するのではなく、人間との共存を目指す-。導入に至ったきっかけは、一人の鉄道マンがひらめいた「逆転の発想」だった。(藤木祥平) 超音波で侵入防止 シカ踏切の仕組みはシンプルだ。線路沿いにステンレス製の「獣害防止ネット」(高さ2メートル)を張り、その一部にシカが横断可能な数十メートルの隙間をつくる。シカは日没から早朝にかけて移動するため、夜間や明け方の運行時間帯だけシカが嫌がる超音波を隙間に発信して侵入を防ぎ、電車が運行しない深夜は装置を停止させ自由に線路を

    【関西の議論】「シカ踏切」絶大な効果、逆転の発想が生んだ近鉄の接触事故対策(1/4ページ)
  • 古タイヤを再生するキノコ 鳥取で発見、天然ゴムを資源化へ

    自動車のタイヤを分解し、天然ゴムを効率よく取り出すのに利用できる可能性があるキノコを公立鳥取環境大の研究チームが見つけた。リサイクルが進んでいない古タイヤの再資源化に役立つと期待される。 タイヤは主原料である天然ゴムの分子を硫黄で結合させ、伸縮性を持たせている。タイヤを分解するバクテリアは見つかっているが、天然ゴムも傷めてしまうため、再資源化するには硫黄の結合だけを分解する技術が求められていた。 研究チームは鳥取県内のキノコを調査。枯れ木などに生えるシハイタケとシロカイメンタケから、硫黄の結合を選択的に分解する能力を持つものを見つけた。 古タイヤは焼却したり、そのまま再利用したりすることが多く、天然ゴムとして再資源化されることはほとんどないという。世界で自動車の需要増加が見込まれる中、廃棄による環境への影響が懸念されている。 研究チームは同様の働きを持つ菌を海外でも見つけていたが、今回のキ

    古タイヤを再生するキノコ 鳥取で発見、天然ゴムを資源化へ