国立情報学研究所が開発を進める人工知能(AI)が、大学入試センター試験の模擬試験で平均点を大きく上回る成績を達成した。このロボット、最終的には東京大学合格を目指しているそうで、その名も「東(とう)ロボくん」という。 このロボット、着実に偏差値を上げており、一昨年は45.1、昨年は47.3だったものが、今年は57.8をマークした。まだ東大合格には及ばないが、今年の成績では私立大の約8割と国公立大33校で「合格可能性80%以上」のA判定になったらしい。 ルーティン・ワークはほとんどなくなる AIの進化のスピードを考えれば、センター試験で東大についてもA判定が出る日はそう遠くないのだろう。これは、相当程度のことがAIに取って代わられるということを意味している。 さらに追い打ちをかけるような話もある。英オックスフォード大学の研究者が、将来コンピュータやロボットに取って代わられる職種の確率を計算した
野村総合研究所(NRI)は12月2日、国内601種類の職業について、それぞれ人工知能やロボットなどで代替される確率を試算した結果を発表した。 同試算は、英国オックスフォード大学マーティンスクールにて、テクノロジと雇用を研究するオックスフォード・マーティン・プログラムのダイレクターを共同で務めるマイケル・オズボーン准教授と、カール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究で行われたもの。 共同研究は、NRI未来創発センターが「“2030年”から日本を考える、“今”から2030年の日本に備える」をテーマとして進めている研究活動の1つ。人口減少によって労働力の減少が予測される日本において、人工知能やロボットなどを活用して労働力を補完した場合の社会的影響に関する研究を行っている。 試算の対象となるのは、労働政策研究・研修機構が2012年に公表した「職務構造に関する研究」で報告している601の職業。試算
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は「2015 国際ロボット展」(12月2~5日、東京ビッグサイト)で、辺や頂点を軸に自立する立方体型のロボットを参考出展している。側面のモーターが回転してバランスを取り、傾いた状態でも転倒することなく立ち続ける。 約10センチ立方のサイズに、X軸、Y軸、Z軸にそれぞれ対応する3基のモーターを搭載。8つの頂点のうち、6カ所に組み込んだセンサーが感知した遠心力や加速度をもとに、回転を調整する。 平面に倒した状態からも立ち上がることが可能。軽く指ではじいても、びくともしない。頂点を軸に回転したり、床を傾けても転倒しないという。
DNAナノロボット。プログラム通りに、ロボットが腕を動かしているかのように自ら組み立てられていく H. Dietz / TUM DNAを使い、ナノサイズの“ロボット”を作成することに成功したと独ミュンヘン工科大学のチームが発表した。プログラミングのように作成することができ、動くことも可能な実用的なナノマシンの開発に貢献できるとしている。 「DNAナノロボット」は100ナノメートル超程度の極小サイズ。設計に従い、ロボットが腕を動かしているかのように自ら組み立てられていくようになっている。 DNAを使ってナノレベルの構造体を作る技術は、日本の折り紙になぞらえて「DNA origami」と呼ばれる。「子どもがレゴブロックを組み立てるように」、DNAをナノデバイス組み立てのためのプログラム可能な素材として扱えるようにしたツールキットの開発がポイントで、DNAの塩基の強い結びつきと、比較的弱い別の結
ソフトバンクは6月11日、グループ会社のアスラテックを通じ、ロボットソフトウェア事業に本格参入すると発表した。汎用性の高いロボット制御ソフト「V-Sido OS(ブシドー オーエス)」の提供とロボット開発支援を開始する。同日の発表会見時には、V-Sido OSの機能や動作などを確認できるコンセプトロボット「ASRA C1(アスラ シーワン)」を披露した。 V-Sido OSは、ロボットの動きを制御するための基本ソフト(OS)。リアルタイムにロボットの動きを生成でき、急な衝撃を受けたときや不安定な足場でも倒れにくい安定性を実現する。また、スマートフォンなどの入力デバイスから指示を出すことで、必要な情報をロボットに補完させて動かすこともできる。大きさや形状、用途を問わず、さまざまなロボットを制御でき、開発コストの削減や開発期間の大幅な短縮が可能になるとしている。 V-Sido OSで実現する一
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