「週刊アスキー・2005.11.8号」の対談記事「進藤晶子の『え、それってどういうこと?』」より。 (「ボイス・イリュージョニスト」こと、腹話術師のいっこく堂さんのインタビュー記事の一部です。) 【進藤:腹話術のテクニックで、いちばん難しいのはどういう点ですか? いっこく:口を動かさないこと。実は、これがいちばん難しい。 進藤:えっ!? いっこく:だから常にそのことを、1本の柱として意識していないとダメなんです。油断すると動いてしまうものなんですよ。 進藤:最初は腹話術入門という本を読んで、1日8時間も練習されていたそうですが、今はどうですか。 いっこく:声慣らし程度で20分〜30分くらいかな。実は練習しないと出ない声もあるんです。 進藤:たとえば? いっこく:「(コップの中から聞こえてくるような声で)おぉ〜い!」といった、こもったような声は練習しないと……って、今、本当に出なくなってます