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2013年6月16日のブックマーク (11件)

  • DTPから見た電子書籍のこと: Marbles

    近頃何かと電子書籍電子書籍と世間で騒がれている。最先端のツールなのに「電子書籍」って表現が古臭いけど、年輩向け?? 仕事で雑誌・を作っています。書籍がデジタル化されるって言われても、もう10年以上前からや雑誌を含めた印刷原自体がどんどんデータ化されてきたので、何をいまさらです。電子書籍の普及については、黒船が来たらあっという間だという意見から、いやいやまだまだ無理だろうまで賛否両論ですが、私ら実際に書籍データを毎日扱っている人間からすれば、どうせの実態はすでにPCの中にあるんだし、いつでもオッケーよって感じです。 まだiPadを触っていないのですが、きっと宣伝してるほど便利ではないと思います。ただ、インターフェイスの改良は普及につれてアッという間だろうから、問題にならないと思ってます。 ---------- 印刷出版業界の20年ほど昔をふりかえると、まだ写植が電子機器になったころ

    DTPから見た電子書籍のこと: Marbles
  • CSSの文字プロパティについての雑考 – ものかの

    最近、お酒の席でCSSの2つの文字プロパティを話し合う機会に恵まれました。 ・縦書きのイタリック問題とその周辺 ・CSS3での日語縦中横を考える どちらも興味深い話題で面白かったです。それ以来ずっといろいろ考えているのですが、ここではもうすこし立ち位置を離れて、個別具体的な適否ではなく、その背後でなにが問われているのかを考えてみたいと思います。 縦組みのイタリック 組版ルールは、一言でいうと「活字を用いて清書をする技法」です。ところが、同じく活字を使って表示するWebなどがそこで清書をしているのかというと、かなり疑問です。私たちは今や手書きの代替として、対話の手段として活字を使っています。そこでの文字組版はインフォーマルな伝達手段であって、フォーマルな清書ではない。活字が使われているからといって、それがそのまま清書になるわけではない。 上記リンクでのイタリック問題は、CSSをインフォーマ

    CSSの文字プロパティについての雑考 – ものかの
  • ジョン・バージャーの語るF. ベーコン - mmpoloの日記

    丸谷才一の書評集で、ジョン・バージャーがフランシス・ベーコンについて語っていると知った。それで、ジョン・バージャー『見るということ』(ちくま学芸文庫)を入手した。バージャーはイギリスの美術評論家、作家と紹介されていて、飯沢耕太郎・監修、笠原美智子・訳となっている。目次では、スーザン・ソンタグやミレー、ラ・トゥール、クールベ、ターナー、ルオー、マグリット、ジャコメッティ、ロダンなどの名前も見える。 このうち、フランシス・ベーコンに関する論文は「フランシス・ベーコンとウォルト・ディズニー」と題された10ページほどのものだった。この項のみ拾い読みした。 ベーコンの作品は事実、狂信的な信奉者のそれである。比較されるべきはゴヤや初期のエイゼンシュタインではなく、ウォルト・ディズニーである。両者とも社会の疎外状態について問題を提示し、両者とも、異なった方法ではあるが、観る人がそれを受け入れるよう尽力し

    ジョン・バージャーの語るF. ベーコン - mmpoloの日記
  • 「本人が意識することのない認知」について - mmpoloの日記

    (昨日の続き) 山鳥重の『言葉と脳と心』(講談社現代新書)を読んで、「人が意識することのない認知」という概念を知ってとても興味を惹かれた。「認知(ここでは、この言葉を「入力情報の高次処理」という広い意味に用います)と言語と意識という3種の心理過程は決して三位一体ではな」い、と書かれている。私が何度か経験した不思議な事柄を説明してくれているように思える。 森山(徹)の「心」の定義に問題があると思う。人間の心を考えた場合、まず意識がある。その下位に無意識がある。さらに下位に内蔵の認知がある。内蔵の認知というのは、べ物が胃袋に入ったときに消化すべきべ物だとして消化活動をする胃袋を考えることができる。また黴菌が入ってきたときの白血球の対応を考えてもいい。胃袋も白血球も認知をしているだろう。しかし胃袋も白血球も心を持つとは言わない。 下等動物の反応は内臓の認知に似ているのではないか。単に先験的

  • 山鳥重『言葉と脳と心』を読む - mmpoloの日記

    山鳥重『言葉と脳と心』(講談社現代新書)を読む。これが素晴らしかった。著者は失語症などの高次脳機能障害の臨床に従事している。 著者は失語症の4つの症例を解説する。健忘失語は名前がわからなくなる失語症、発話できなくなるのがブローカ失語、聞いた言葉が理解できなくなるウェルニッケ失語、「ねこ」を「なこ」などと言い間違える伝導失語。脳の損傷患者を研究することによって失語症が詳しく理解できるようになった。失語症の症例が脳の損傷箇所によって説明できることが分かってきた。伝導失語の研究から、心の中の単語生成の流れが明らかになった。 図6. 心の中の単語生成の流れ。たとえば、机(ツクエ)という単語を口に出そうとするとき、心の中で生じる動きのことです。まず机の意味(机の形とか、その機能:観念心像)が生み出され、ついで、それに相応する音韻塊イメージが想起されます。ついで、この音韻塊心像(ツクエという音イメージ

    山鳥重『言葉と脳と心』を読む - mmpoloの日記
  • 『今を生きるための現代詩』が秀逸だ - mmpoloの日記

    渡邊十絲子『今を生きるための現代詩』(講談社現代新書)がすばらしい。タイトルが分かりにくいが、現代詩の入門書だ。そういうと何だか七面倒くさい感じがするが、書は掛け値なしの名入門書と言える。 現代詩を読む人はきわめて少ない。わが尊敬する岳父もぼくは詩は分からないと言う。私は少しは分かるつもりでいた。ところがどうして、書を読んでちっとも分かっていなかったことに気がついた。詩の入門書というと、代表的な詩をあげてそれを解釈してみせてくれる。あるいはアンソロジーを示して詩の世界へ誘うという戦略を取っている。書はどうか。 渡邊は中学2年の教科書に載っていた谷川俊太郎の詩「生きる」を挙げる。この簡単にみえる詩がのみこめなかったという。この詩が中学の教科書に採用されたのは、教科書を作った人たちが、この詩は平易な言葉で書かれているから分かりやすいと考えたせいだ。しかし、語彙や文法が日常的なものでも、作

  • オンライン資料の収集|国立国会図書館―National Diet Library

    近年、電子書籍、電子雑誌等が広く出版されています。国立国会図書館では、これらを文化財として蓄積し、将来にわたってご利用いただけるよう、平成25年7月1日から、納制度に準じ、民間で出版された電子書籍、電子雑誌等を収集・保存します。当面、無償かつDRM(技術的制限手段)のないものに限定して、収集します。 なお、オンライン資料とは、インターネット等により出版(公開)される電子情報で、図書または逐次刊行物に相当するものであり、電子書籍、電子雑誌等を指します。 国立国会図書館では、平成22年4月1日から、「国立国会図書館インターネット資料収集保存事業」により、国等のインターネット資料の収集を実施しています。また、民間のインターネット資料については、一部、同事業において、オンライン資料も含め、出版者から個別に許諾を得て、収集・保存・提供を行っています。 しかしながら、重要な資料が、紙媒体からウェ

  • ニュース『駆除のシカ、菌で分解 北海道興部町が新手法』は本当?

    記者の聞き間違いは考えにくいので、記事のソース段階で誇張があったのでしょう。何れにしても、もう一方の当事者である興部町への確認は必要です。

    ニュース『駆除のシカ、菌で分解 北海道興部町が新手法』は本当?
  • 韓国の漢字教育が「失敗」した理由 | 朝鮮日報

    韓国最大の発行部数を誇る朝鮮日報の日語ニュースサイト。朝鮮日報の主要記事をはじめ、社会、国際、北朝鮮政治、経済、スポーツ、芸能など、韓国の幅広いニュースを速報で届けています。

  • H-Yamaguchi.net: 人道・人権大使の 「シャラップ!」より問題なのは

    最近はネットのおかげか暴言ネタに事欠かない(ちっともありがたくないが)。暴言に対して当に怒ったり悲しんだりしている人もたくさんいるのだろうが、どうも見ていると、ネタとして消費されている場合の方が多いような風情が感じられなくもない。「他人の不幸は蜜の味」などというが、他人の暴言も、何の味かはともかく、人々がおいしく召し上がるもののようだ。特に有名人やら政治家やら官僚やらの暴言は、ひときわ美味らしい。昨今の「大漁」ぶりにマスメディアの方々も笑いが止まらないのではないかと想像する。 都知事の件、大阪市長の件がネタとして消費され尽くした後の暴言界で今、話題の中心となっているのはおそらく、復興担当だった官僚のツイッター発言炎上事件だろう(この件)。しかし、それにやや隠れたかたちになってはいるものの、私としてはむしろ、こちらに注目したい。 「日の人権大使が国連で暴言 「シャラップ」」(共同通信20

    H-Yamaguchi.net: 人道・人権大使の 「シャラップ!」より問題なのは
  • 日本もオープンデータ政策に文化芸術デジタルアーカイブを今すぐ含むべきです(生貝 直人) - 個人 - Yahoo!ニュース

    さて情報政策、特に今日でも話題の「オープンデータ」政策について、EUから非常に大きなニュースが飛び込んできました。EU時間の6月13日、欧州議会が2003年の「公共セクター再利用指令(Re-use of Public Sector Information Directive、2003/98/EC、以下PSI指令)」の大幅な改正を採択したということです。「指令」というEUの法形式については、以前のポストもご覧くださいませ。このEUの動きに日がキャッチアップできるか否かは、今後の情報政策の将来を大方決めてしまうというくらい大きなニュースです。 欧州委員会のプレスリリース欧州議会のプレスリリースこれによってEU全体のPSI、つまり公共機関が保有している情報のオープンデータ義務が、公共の図書館・美術館・博物館・アーカイブ施設(アーカイブズ)にも適用されることになります。元々はいわゆるお硬い公的