記事:晶文社 島田潤一郎さん×松永良平さん対談 書籍情報はこちら 地に足のついた生活と、音楽や本との接点が読みたい(島田) 松永 島田さんはぼくの8歳年下ですが、お互いに20代は、仕事をしてはいるんだけど自分の理想に応じたことをやっているわけではない、やれないでいるという状況で過ごしていました。 島田 そうですね、うまくいかなかったですね。 松永 ぼくの場合はそれがバブルがちょうどはじけて、でもはじけたっていうことも知らなかったくらいの感じだった(笑)。 島田 ぼくも似たような感じですね。1999年が就職活動の年でしたが、松永さんはその頃は? 松永 ちょうど99年に友人たちと『リズム&ペンシル』という本(ミニコミ)を出しました。そのままライターでやっていけるかと思ったけど、そうでもなさそうで、とりあえず派遣に登録して、くいつなごうという時代ですね。 島田 松永さんの『ぼくの平成パンツ・ソッ