6月中旬に西岡恭蔵さんとディランIIのベルウッド関連が紙ジャケ再発されるそうで、そのライナーを当時、彼らと深く関わっていた〈春一番〉プロデュ―サーの福岡風太さんと阿部登さん(大西ユカリさんの現マネージャー)の話をもとに私が構成させてもらうことになりました。今でもじゅうぶんメチャクチャなお二人が最もメチャクチャだった頃の話を語るのだから、その濃さたるや……とんでもないですよ。 ◇写真家の糸川燿史さんによる、ディランII周辺の写真集。執念ともいえるこれらの写真をみて、糸川さんのような人が今のシーンにも必要なのだと強く思いました。 西岡恭蔵『ディランにて』を聴いて当然のごとく憧れていた、大阪なんばのコーヒーハウス〈ディラン〉。そこに店主の大塚まさじ、西岡恭蔵、永井よう、友部正人、伊藤銀次、石田長生といったミュージシャンや詩人の片桐ユズルが集まるようになり、そこで「電話番をしてた」風太さんが〈春一
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