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ブックマーク / b-side-medley.blogspot.com (4)

  • 黒い河のほとり。黒い山のふもと。<ジミー・ペイジ続篇>

    あの日のあの曲。お気に入りのアルバム。いろいろな音楽にまつわるエピソードや思い出を、ジャンルを問わず徒然なるままに書きつづります。(ブログのタイトルは故大瀧詠一氏へのトリビュートの意味をこめてつけました) ジミー・ペイジの音楽性、ギター・スタイルがブリティッシュ・トラッドフォーク、 アイリッシュ、カントリー、インド音楽、アラブ音楽の影響を受けているということ を前回書いたが、それがよく表れている曲が「Black Mountain Side」だ。 レッド・ツェッペリンのデビュー・アルバムのB面2曲目に入っている2分ちょっとの 短いインストゥルメンタル曲であるが、B面の流れを作るのに重要なブリッジとなり、 またアルバム全体にオリエンタルな独特のスパイスを与えている。 1曲目の「Your Time Is Gonna Come」がフェイドアウトしきらないうちに、イン ド音楽風のアコースティック・ギ

    黒い河のほとり。黒い山のふもと。<ジミー・ペイジ続篇>
  • ジミー・ペイジは下手だったのか?<後編>

    あの日のあの曲。お気に入りのアルバム。いろいろな音楽にまつわるエピソードや思い出を、ジャンルを問わず徒然なるままに書きつづります。(ブログのタイトルは故大瀧詠一氏へのトリビュートの意味をこめてつけました) <ペイジのアコースティック・ギターの使い方は天下一品> 中学三年の時「ビートルズは終わった。これからはツェッペリンだ」と意気込んでい た友人が「Led Zeppelin III」を発売初日に買った。 後日、彼に感想を聞くと「あまり良くない」とのこと。 2nd.のようなハードさを期待したのにアコースティックが多く拍子抜けしたらしい。 だが、ツェッペリンはアコースティック・ナンバーこそ肝じゃないかと僕は思う。 ツェッペリンが並み居るハードロック・バンドと一線を画すのは、アコースティック の曲の奥行きの深さ、ペイジのアコースティック・ギターのセンスが大きい。 ジミー・ペイジのアコースティック・

    ジミー・ペイジは下手だったのか?<後編>
  • ジミー・ペイジは下手だったのか?<中編>

    あの日のあの曲。お気に入りのアルバム。いろいろな音楽にまつわるエピソードや思い出を、ジャンルを問わず徒然なるままに書きつづります。(ブログのタイトルは故大瀧詠一氏へのトリビュートの意味をこめてつけました) <ジミー・ペイジの演奏の特色> ジミー・ペイジ奏法については解説やチュートリアル動画があると思うので、実 際の弾き方はそちらに譲るとして、ここでは簡単にその特色だけ述べよう。 ペイジのギターはブルースを基としたもので、ソロの際のフレーズはブルーノート (1)とペンタトニック(2)を応用していることが多い。 それ自体は特色のあるものではない。ただその組み合わせの妙なのだろう。 ペイジはキャッチーなリフを生み出す天才であった。 前回書いたように、ペイジは作曲家、アレンジャー、プロデューサーの視点で楽曲を 最大限に生かすバッキングに務め、ソロもきっちりと曲の中で収束させている。 荒削りなフ

    ジミー・ペイジは下手だったのか?<中編>
  • ジミー・ペイジは下手だったのか?<前編>

    あの日のあの曲。お気に入りのアルバム。いろいろな音楽にまつわるエピソードや思い出を、ジャンルを問わず徒然なるままに書きつづります。(ブログのタイトルは故大瀧詠一氏へのトリビュートの意味をこめてつけました) 僕が高校の頃、ロック・ギタリストの最高峰といえばジミー・ペイジだった。 レッド・ツェッペリンが4枚目のアルバム(1)を出した頃で、ディープ・パープル黄金 期のリッチー・ブラックモアと人気を二分していたと思う。(2) 巷のアマチュア・バンドのギタリストたちはも杓子もジミー・ペイジの真似をして、 レス・ポールを腰下の低い位置にかまえて弾いていた。 当時グレコのエレキギターを購入すると成毛滋の教則カセットテープがもらえた(3) そうだが、その成毛滋の弾き方、服装もまんまジミー・ペイジだった。 時代は変わり1970年代後半にはウエストコースト・ロック、AOR、パンク、ニュー ウェーブと新しいム

    ジミー・ペイジは下手だったのか?<前編>
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