今日、佐竹昭広著『萬葉集抜書』(岩波文庫)を読み終えました。 この文庫に収録されている最後の論文は、<萬葉集本文批判の一方法>です。初稿は、昭和27年・・・。 本文批判・・・、筆者の職業柄、本文批判・本文批評は極めて身近な知的技術です。旧約聖書・新約聖書を少しく客観的に解析しようと思いますと、本文批判・本文批評を避けて通ることができません。 佐竹昭広氏の<萬葉集本文批判の一方法>という論文は、本文批判・本文批評を<萬葉集>に適用したものです。佐竹昭広氏は、<現行萬葉集を、ただ「あるかがままに見」て事足れりとする近時学風の主流>に極めて批判的です。しかし、<あるがままに見る>、そのことは、対象に対する<絶対不犯のタブー化>をもたらし、対象の背後にある歴史の真実に対する<積極的な意志と操作>の学問的関心を失わしめる・・・、といいます。 部落史の学者・研究者・教育者の多くも、部落史に関する史資料
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