北方4島の専門家交流で、日本人の研究者らが国後島で白いヒグマとみられる動物の撮影に成功したと29日、発表した。 日本人調査団としては初めてという。 調査団は大泰司紀之・北大名誉教授や佐藤喜和・日大専任講師ら10人で構成。4島在住のロシア人専門家と22〜26日の5日間、調査した。写真は現地時間で23日午前6時頃、自動撮影装置を用いて撮影したという。 佐藤専任講師は、国後島のヒグマの約1割が白いと推測し、「天敵のオオカミがいないため、本来はみつかりやすい白いクマが生存できたのではないか」としている。大泰司名誉教授は「白い毛だと魚に把握されにくく捕獲率を高められるため、生存率も高まるのでは」と指摘。今後、毛を採取して遺伝的研究を進める考えという。
「鉄道ブーム」と呼ばれる昨今。その遥か以前から、日本の鉄道写真界を牽引してきた巨人・広田尚敬。氏が今年9月、鉄道写真家として60周年を迎えるのを機に、出版社7社が合同して「HIROTA60th」記念出版を行うこととなったが、その第一弾が本書である。希代の名機「ニコンF」で昭和30〜40年代の蒸気機関車を中心に捉えたモノクロ鉄道写真集に、雪のC62重連『まりも』『ていね』をはじめ、氏の中でも最も人気のある被写体が勢揃いする。初収録の貴重なカットも含まれ、SLファンのみならず「鉄道写真」の魅力を知る上で、この上のない1冊となった。 2010年、鉄道写真家・広田尚敬氏の活動が60周年を迎えるが、この期間は、鉄道写真界にとってまさに「広田尚敬の時代」と言っていいものである。氏がその間に撮影した写真は、鉄道風景の変化や機材の進化などに応じて、極めて多岐に亘っている。今回、これら膨大な……現在も増えつ
石「東京の甘酢あんかけ天津飯なんか食えるか!」 金「え ボク生まれも育ちも東京だけけど 天津飯なんか食べたことないよ?」 石「なんですと!!」 というやり取りから始まった金井チーフの天津飯食べ歩き 金井さんの中では「関西風しょうゆ味 関東風甘酢味 どっちでもそこそこいける」という結論にて終止符が打たれたのですが おらはそうはいかん ということで 捜索をしていたのですが 途中に妥協案が生まれてそこで停止していたのです 妥協案とは 「東京には おこげあんかけや あんかけチャーハンが充実している店が多いし それの味付けは大阪天津飯と同じくオイスターソースやしょうゆなので 東京ではそれ食ってりゃいんじゃね」 というものです でも ラスト一軒 ここもそうならもう諦めようと入ったお店 「大阪王将」 の新宿店 天津飯 ありました 店員さんに聞いてみました以下やりとりは 直訳風でお送りします 石「あなたの
今回の“理系なおねえさん”は、サイエンス・イラストレーターの菊谷詩子さん。幼い頃からとにかく絵を描くことと、生き物が好きだったという菊谷さんは、その2つを見事に融合させた職業に就いています。海外では一般的ですが、日本ではまだ珍しいサイエンス・イラストレーターの世界に、どのようにして踏み入れたのでしょうか。 菊谷詩子(きくたにうたこ)学生時代の専攻:動物学。幼少期を東アフリカのケニア、タンザニアで過ごしたことをきっかけに野生動物に興味を抱くようになる。帰国後、東京大学理学部生物学科動物学コース(旧東京大学理学部動物学科)に進学。修士号を取得後、米カリフォルニア大学サンタクルーズ校(当時※)へ留学、サイエンス・イラストレーションを専攻。アメリカ自然史博物館でのインターン期間を経てニューヨークを中心に活動。2001年以降は日本で教科書、図鑑、博物館の展示等のイラストを制作している。(※現在
そう、私のできることは、向き合うための努力だけだ。答えを見つけることはできない。答えは神だけが知る。それが、私の今の実感だ。 今日は、このように感じている。でも、そうではなく、やはり答えは見つけられるのだと思うときもある。 答えは見つけられるのだろうか、それとも、向き合うことだけができて、答えは、そのことによって、結果として私の心に現れるのだろうか。 このあたりは、なかなか、私に対して、重いものを持って、向かってくる。 今日、小林秀雄を読んでいた。今日は、「考えるヒント2」だ。「考えるヒント」とは違って、2の方は、なかなか、深いものがあるというか、なかなかすんなりとは私の心に入ってこないものがある。理解に努力が必要だ。 でも、そこには、私が上に書いたような内容を多く含んでいるように思える。 向はあうことだけができる。その結果何が現れるのか。そうやって、現れてくるものが大事だと書かれているよ
今日、佐竹昭広著『萬葉集抜書』(岩波文庫)を読み終えました。 この文庫に収録されている最後の論文は、<萬葉集本文批判の一方法>です。初稿は、昭和27年・・・。 本文批判・・・、筆者の職業柄、本文批判・本文批評は極めて身近な知的技術です。旧約聖書・新約聖書を少しく客観的に解析しようと思いますと、本文批判・本文批評を避けて通ることができません。 佐竹昭広氏の<萬葉集本文批判の一方法>という論文は、本文批判・本文批評を<萬葉集>に適用したものです。佐竹昭広氏は、<現行萬葉集を、ただ「あるかがままに見」て事足れりとする近時学風の主流>に極めて批判的です。しかし、<あるがままに見る>、そのことは、対象に対する<絶対不犯のタブー化>をもたらし、対象の背後にある歴史の真実に対する<積極的な意志と操作>の学問的関心を失わしめる・・・、といいます。 部落史の学者・研究者・教育者の多くも、部落史に関する史資料
新編 南蛮更紗 (講談社文芸文庫) 作者: 新村出出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 著者の新村出氏の名前を「どこかで見た」という方も多いと思う。明治から昭和初期の著名な言語学者であり、キリシタン研究の草分けでもあるが、おそらく見覚えがあるのは、晩年に没頭した辞書編纂の成果である「広辞苑」の背表紙に、編纂者として名前が載っているためであろう。もっとも、本書は辞書とは何の関係もなく、むしろ著者のキリシタン研究をベースにした、かなり研究色のつよい随筆集(この重厚さに、「エッセイ」という軽い名前は似合わない)である。なお、本書が「新編」としているのは、オリジナルの随筆集『南蛮更紗』のうちいくつかの文章と、その後に編まれた『南蛮広記』の中からやはり数編をピックアップしたものであるため。随筆集というにはやや堅い印象なのは、研究色が
私は、もう一つのブログの舞台評の中で、日本舞踊アカデミー45周年記念公演の「ブロードウェイ・メドレイ」のCATSの場面で、恋人の手紙を読む花魁とそれを覗き見る女将の姿が、錦絵の創始者・鈴木晴信以来の見立て絵の伝統に根ざしたものだということを指摘した。そのことに触れて、友人から、次のような感想が寄せられた。 「手紙などの黙読が始まったのは近世になってからで、古代や中世では音読であったという話を最近何かで読んだところです」、と。 近代以前に読書は音読によってなされたという見解は、近代読者の成立を論じた故前田愛氏などによって唱えられ、おそらく近代文学研究者たちの間で常識とされている説だと思われる。私なども、イギリス近代ジャーナリズムの成立を研究する際、読者層の研究は不可欠であるため、黙読か音読かについて調べたことがある。18~19世紀初め、新聞は明らかに音読されていたし、新聞とともに成立した近代
昨年、約80年ぶりに存在が確認された「源氏物語」の写本「大沢本」に、標準本と大きく異なる内容が2カ所あることが、伊井春樹・大阪大名誉教授の研究で明らかになった。恋人の返歌に、幻滅する光源氏の心境がうかがわれたり、物語の展開が変わっていたり。「源氏」に、大幅な違いが見つかったのは初めてという。 源氏の微妙な心境の変化が書かれていたのは「花宴巻(はなのえんのまき)」だ。20歳の源氏が、恋心を寄せる朧月夜(おぼろづきよ)に車ごしに歌を詠みかけると、歌が返ってきたが、それ以上描写がなく、巻が終わる。声を確認できた喜びと、政敵の娘のためにどうすることもできない心情が表現されていると解釈されてきた。 だが、大沢本ではさらに「かろかろしとてやみにけるとや」と続きがあった。「軽薄な女性だと判断してそれ以上は動こうとはしなかった」との意味にとれる。直接、返事をするのは女性としての品性に欠けると、幻滅した
上の写真は昨日の時里二郎『胚種譚』の本体ジャケットを外したところ(グラシン紙がかかっている)。これは「フランス装」と言うものだと読者の方より御教示いただいた。はっきり言って、これが「フランス装」だとは思わなかった。いや、「フランス装」という言葉があまり気に入らないので、本ブログでもたぶんほとんど使ったことがないと思う。サイト内検索では《表紙は三方折り(いわゆるフランス装)》と一度だけ使ったことになっている(本日多数使います!)。 この折り返し方は「フランス装」でも何でもなく、和本の表紙の折り方とまったく同じである。和本の表紙はここに見返し紙を貼付けるので折り目が目立たないだけのことだ。三方ではなく四方を折るところも違うが、「フランス装」でも全体から考えれば四方を折り返している。要するに一枚の紙を強靭にする便利な方法なのだ。 「フランス装」とは何か? これを追求した方がおられる。大貫伸樹氏で
ような気がする。 先週発売された、加藤伸吉「惑星スタコラ」の1巻なんですが、普通のモーニング系コミックスと少々趣の異なる装丁なんです。 惑星スタコラ 1巻 どちらかというと、ソフトカバー単行本のような見た目とサイズ、それでいて通常のソフトカバーとも少し違う。 表紙・カバーの方が本文よりも上下に長い(コミックスは普通同じ) しおり紐が付いている(ので天側が裁断されていない) カバーをとった表紙の作りが、折り返し二重になってる(なんて呼ぶんだろうこれ) どれも、気になった所に栞を挟んだり中断したり出来るし、通常よりも丈夫に作ることで開いたり綴じたりの回数が多いことに耐えうる、ということではないでしょうか。 他にも仕掛けが結構あって、 カバー下はクリアインクを使った立体印刷(これはそれなりにあるか) 物語の中の本の献辞が実際の本にも使用されている(綴じ方向が逆なのはご愛嬌) 同じく、表紙デザイン
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、ウイスキーの様々な飲み方や楽しみ方、及び、ウイスキー文化を広める活動の一環として、グループ会社のニッカウヰスキー株式会社直営の「ニッカ ブレンダーズ・バー」(所在地:港区南青山、以下ブレンダーズ・バー)において、バーで気軽にウイスキーを飲みながら読書を楽しむ“バー読(どく)”と称した新しい飲用スタイルを提案します。 「ブレンダーズ・バー」では、10月下旬から始まる読書週間に合わせ、2009年10月28日(水)から2010年1月末までの期間に、厳選したウイスキーと相性のいい本をセットにした「オリジナルブックメニュー」を展開するとともに、来店されたお客様が自由に選択できる本を取り揃えたミニライブラリーを併設します。 今回、「ブレンダーズ・バー」では、年代別、性別、及びウイスキーの飲用経験度に合わせたウイスキーと本をセットにした7種類のメニュー
写真を多用し、レイアウトに工夫を凝らした「リトルプレス」と呼ばれる自費出版の小雑誌が人気を集めている。飲食店情報や雑貨など生活に関係した事柄を扱うものが多く、おしゃれなデザインで若者を中心に支持を集める。地方発のリトルプレスが増えており、全国流通の雑誌では得られない話題を見つけることができる。 自己表現の場 「リトルプレス」とは、自費出版の小出版物のことを指し、以前の「ミニコミ」とほぼ同じ意味。しかし、単色印刷で文字が多かった「ミニコミ」に対し、「リトルプレス」は写真やイラストなどの視覚面を重視しているのが特徴。大手出版社の雑誌と見間違えるほどデザイン性の高いものも少なくない。 多くは広告などが入らず、出版側ももうけより、自己表現の場と考えていることが多い。この点で、従来ある地域情報誌とも違う。 東京・神保町の東京堂書店神田本店は昨年春から、全国の「リトルプレス」を集めたコーナーを3階に設
今週は、はてなブックマークの機能追加が目立った一週間でした。皆さん、もうお使いいただけましたか? 「まだだよ〜」という方のために、週末じっくり使ってその良さを体験していただけるよう、各機能の楽しみ方をご紹介します。 バージョンアップした「はてなブックマークFirefox拡張」の検索機能を使いたおす 一日に何個も、いや一時間に何個もブックマークするような人には断然おすすめしたい「はてなブックマークFirefox拡張」。 今回のバージョンアップでは、サイドバーの検索で「タイトル」「コメント」「URL」などに絞り込んでサーチできるようになりました。 さっそく使ってみました。 1.サイドバーボタンをクリックする Firefox拡張のバーのボタンをぽちっ! 2.検索窓の▼を押して検索したい項目をクリック! 「全体から」「コメントから」「タイトルから」「URLから」選べます。 3.検索ワードを入れると
Nookは従来の電子ブックリーダーの概念を打ち破る、素晴らしいものでしたよ! 僕は本の虫で、大学では文学部に進学したほど。だけど今までの電子ブックリーダーにはガッカリしっぱなし。でもNookは本当にいい、この良さをみんなに伝えたい!! Nookが素晴らしい8つの理由は続きを読むから、どうぞ。 お値打ちなお値段 まず値段。260ドル、つまり2万6000円ほどの値段は Kindle 2とほぼ同等、でも機能としてはWi-Fi、PDFサポート、SDカードスロット装備、さらにさらに超いけてる2つ目の液晶画面で Kindleなんてアウトオブ眼中。ソニーの電子ブックリーダーやiRexはかなり高いし、Plastic Logic Queは暗いところだともう読めたものじゃありませんから、かなりいいですよ。 貸し出しと共有 自分の場合、本はストアで買うより友人から借りてくる機会が多いのに、従来のeBookは対応
※他意はありません 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・あの」 「・・・・・・はい、なんですか?」 「えっと、ここ、マクドナルドですよね?」 「そうですけど。なにか?」 「あ、いや、なんか殺風景というか、お役所的というか」 「・・・・・・」 「あの、注文・・・」 「ああ、注文ね。OPACは見ましたか?」 「はい?」 「OPAC。そこにパソコンあるでしょ。そこでまずメニューを検索してきてください」 「あの、マクドナルドですよね、ここ」 「うちは、図書館みたいなマクドナルド、ですから」 「え、それって、なんか意味あるんですか?」 「ないですよ。このコントの冒頭にも「※他意はありません」って注意書きしてあったでしょ。読んでないですか?」 「あ、いえ、すみません。・・・・・・えっと、ありました、チーズバーガー」 「じゃあ、番号メモしてきてください」 「・・・・・・はい、お願いします」 「い
若手の「図書館人」が集うイベント「全国図書館大会U40プレミアセッション」が10月29日、TIFFIN名駅店(名古屋市中村区椿町7)で行われた。 同イベントは、毎年開催される図書館にちなんだイベント「全国図書館大会」に基づくもの。有志で運営するもので今回が初めての開催。同日に東京、大阪、京都、三重、新潟など全国12カ所で行われた。「全国図書館大会に遠方で参加できないなどの人もいる。前夜祭のようなものができないかと東京会場の運営者周辺で話しが持ち上がり、各地それぞれで集まりイベントをやってみようと企画した」と話すのは、名古屋会場主宰の犬山市立図書館の小曽川さん。 目的は、司書や職員などの若手の「図書館人」の交流。「図書館にかかわる人同士でも、地域や立場などが違うと交流することは難しい」と小曽川さん。「先行き暗い話題や問題もあるが、今日は図書館の明るい未来を話し合おうという思い」と笑顔を見せる
国立国会図書館では2009年3月9日、東京本館において、2008年度に「図書館及び図書館情報学に関する調査研究」として実施した「電子書籍の流通・利用・保存に関する調査研究」の報告会を開催しました。また同時に、関西館にテレビ中継を行い、東京本館・関西館あわせて、図書館関係者、印刷・出版・ITといった電子書籍関連業界関係者など300名以上が参加しました。 本調査研究は、電子書籍を提供する新しい図書館サービスの登場、「ケータイ小説」の流行、電子書籍市場の急速な伸びといった背景を踏まえて、日本における電子書籍の流通・利用・保存の現況について、図書館とのかかわりも視野に入れながら実態を把握しようと行ったものです。各種統計や歴史的経緯の分析に加え、出版社へのアンケート調査、電子書籍関連事業者(印刷、出版、携帯電話通信、コンテンツ作成・配信等)へのインタビュー調査、国立国会図書館職員へのアンケート調査を
WEBにおけるコミュニケーションには、何よりもストーリーが必要です。この場合のストーリーとは、相手の感情を動かすエピソードや仕組みを指します。 ミリオンセラー「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の著者山田真哉氏による「書店営業ツイッターの旅」には、人間の感情を刺激するストーリーがありました。 現在、ブームになっている140字以内のつぶやきで繋がるマイクロブログ「Twitter(ツイッター)」。「書店営業ツイッターの旅」は、そんなTwitterを使った日本初のユニークな書籍プロモーションです。 プロモーション自体は、新刊の発売に合わせ、山田氏自身が自腹で全国の書店をまわり、本を置いてもらうようにお願いするというもの。著者による一般的な書店営業との違いは、どの時間にどの書店に行くかをTwitterで告知し、そこに集まってきてくれた読者に、自身が制作した同人誌『山田真哉の玉手箱Vol.1』をプレゼ
twitter考 人間の技術の進歩というのは、人間が本来持っていて退化した能力や、持ち得なくて希求した能力の外部化として発展してきたのだと思う。蒸気機関からはじまる駆動系は、より早くより強力な肉体を確保するためだが、情報通信系については、超能力に近いものを求めている。ビデオはタイムワープを疑似的にでも実現したし、インターネットはテレポートやテレスコープを仮想現実の中で実現した。これらの目指すことは究極的には「不老不死」の追及になる。(情報化社会における不老不死の追及については、橘川の1981年発行の処女作「企画書」をご覧ください) さて、今年はtwitterの勢いが凄い。以前から話題にはなっていたが、使う人が少なく、今年になってから急速にユーザーが増えたのだと思う。アメリカでの爆発の影響もあるのだろうが、こういうのは大勢の人がやらないと意味がない。ネットワーク型の情報通信は、臨界点を超える
出版の未来/橘川幸夫 ◇これからの出版のあり方について、連続して分析・提言を行っていく予定です。 ◇最初は書き殴りに近いものになると思うので、随時、推敲して変更していきます。 1.なぜGoogleは書籍の情報が欲しいのか。 ◇鳩山政権が出来て、5人の首相秘書官が任命された。権力の中枢とも言える人たちだから、どんな人が任命されたのかと思い、インターネットで検索してみた。すると、主席秘書官の佐野忠克さん以外、まるで情報が出てこなかった。佐野さんは、細川内閣でも首相秘書官で、その後、弁護士をやっていたので「あのひと検索 SPYSEE [スパイシー]」にもweb上から見た人物像というのが出ている。他は官僚たちなので、公開されている情報がないということだろう。 ◇インターネットですべての情報が調べられる、というのは誤解である。このことを確認しておかないと、インターネット検索だけで、あらゆる出来事が解
1.内部崩壊 ◇出版不況は、とことん深まってきたと思われる。もともと2兆円程度の小さな業界であり、そこに5000社余りの出版社がうごめいている不安定な業界なのである。 *ちなみに「業界動向サーチ」を見ると、出版業界は、9594億とある。しかしこれは上場企業の公開データだけで、講談社も小学館も上場していないので、まるで実体を表していないと思う。ベネッセが業界売上げの4割を占めるが、ベネッセの本業は出版ではないだろう。業界動向サーチは、一般的な業界の基準に合わせてデータを作っているのだろうが、それだけ出版業界は一般的ではないということだろう。 *ちなみに2兆円という市場規模は、出版取次大手2社がそれぞれ6000から8000億程度の売上であり、その他の取次の扱い高を見渡して、だいたいの数字はこんなものだろうと思う。 ◇出版不況の要因は様々に語られている。曰く「若者の活字離れ」「インターネットなど
ブックオフの社長さんの露出が増えてるのかな。 ブックオフは“出会い場”、次に誘導します:日経ビジネスオンライン 欲しいと思っている顧客がいる以上、当社をはじめ古書店に規制をかけることは、本当の意味での顧客第一主義ではない。議論すべきは、古書店と新刊を扱う書店の双方が、書籍市場の拡大を一緒になって考えていくことではないだろうか。 ブックオフの成長を支えてきたのは20代前半男性の「漫画消費」だった。これを40代以上の層に対し、書籍の販売需要を増やす宣伝を続けたところ、2007年10月に30%だった40代以上の顧客が、2009年8月には34.7%にまで上昇している。 当社は今後も継続して、ブックオフと新刊書店や中古雑貨店を併設した大型店舗を出店していく考えだ。 名古屋の店舗はまだ実験店に過ぎないが、これで併設する新刊書店が収益をあげられないようであれば、これまでブックオフが受けてきた「新刊書店つ
松沢 様 いつも楽しく拝読させていただいております。 件の問題ですが、「救いたい!」ではなく、 「都立図書館に一冊しかなくていいのか」のリンク先で 初めて知り、そのあと、松沢さんが記事を挙げられていて、 ご見解が共通しているところもあれば、ぶつかっているところ もあり、「地域資料」の重要性も含め、これが良いところに 向かえばなあ…と感じていたなかで、今回の記事を拝読いたし ました。 ただ、上記のリンクの方のTwitterを読んでいたのですが、 残念なのか何なのかよくわかりませんが、複雑な気持ちに なってしまいました。(10月26日以降です。) その感想ですが・・・、 情報をクリアにする場合のタイミングや配慮というものも あってしかるべきと考えていらっしゃる方と思って いたのですが・・・。 駄文失礼いたしました。 いんたねさま Twitterは情報の広がりをチェックする時に使うだけで、そこに
2009-10-29 當山日出夫 2009年11月22日 Wikimedia Conference Japan 2009 東京大学で開催である。この件、すでにいろいろWEB上にでまわりはじめている。 本家のURLは、 Wikimedia Conference Japan 2009 http://www.wcj2009.info/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 参考 マガジン航 Wikimedia Conference Japan 2009への誘い http://www.dotbook.jp/magazine-k/2009/10/28/wikimedia_conference_japan/#more-917 暫定であるが、プログラムも公開になっている(つまり、わたくし(當山)も話しをするという予定です)。でも、何を
2009-10-30 當山日出夫 都立図書館の書籍廃棄について、最新の情報。 ポット出版 松沢呉一の黒子の部屋 お部屋1971/【必読】多摩図書館廃棄本についての正確な情報 http://www.pot.co.jp/matsukuro/20091030_011904493914868.html 図書館の本といっても多様である。1冊あればいい、というものではない、しかし、たくさんあればいいのかというと、そうでもない。 大学図書館などでは、学習用の基本図書は、複数が必要。アメリカの大学院教育なみに、予習・復習をかならず、というほどでもないにしても、基本的文献は、複数冊がそろえておく必要がある。でないと、学生の勉強に困る。 あるいは、公共図書館で、その時のベストセラー作品への需要が急激に増える場合など。対応のために、複数冊、必要ということもあるだろう。(この点については、図書館は、無料貸本屋でい
政府インターネットテレビで、以下の内容番組が配信されています。 違法?合法?ダウンロードにご注意!~著作権法改正 (Copy & Copyright Diaryさん経由) 私も怒りの余り液晶モニターに物理的攻撃を加えそうになったので、リンクを貼っておきます。 また、国民をなめるのもいい加減にしろ、と言うしかない内容について、以下の投稿をしておきました。 >あなた方文化庁が、権利者と結託してパブリックコメントで集まった大量の反対を無視して決定した法改正を、「みんなで話し合った結果」とは、おこがましいにもほどがあります。文字通りの大本営発表で、パブリックコメントを送らせて頂いた当方としては、反吐が出る思いです。 >また、「民事訴訟が可能となる」とはどう言うことでしょう?いつから民事訴訟の提起要件に、違法認定が必要になったのですか? >インタビュー対象も権利団体理事だけ。行政は、利害関係者の調整
政府インターネットテレビの存在もこれまで知らなかったのだけど、このような動画が配信されていた。 違法?合法?ダウンロードにご注意!〜著作権法改正 - 政府インターネットテレビ http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2824.html この動画を見てキレそうになった。 細部のツッコミどころはいっぱいあるけど、一番腹が立ったのは最後のまとめのところ。 9分10秒ぐらいからのところ。 字幕の文字を引用する。 今回の改正 実は2006年から3年間に渡って 著作権の権利者と利用者が 何度も話し合いを 重ねて出した結論なんだそうです インターネットという大きく成長する世界で 作る人の権利を守り 一方で利用者が便利に 使えるようにするには 時間をかけて話し合い みんなでルールを 作っていくしかないんだなと思います 自分は文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会での議
リフレ(リフレーション、reflation)は、現在の日本経済(だけでなく少なくとも欧米経済でも)の状況に適用されるべき経済政策である。私を含めて公然と「リフレ」ないしそれを主張する「リフレ派」が存在する。ただしネットの中の世界では、元祖リフレ派は自分だと名乗ったり、あるいはリフレに対する無責任な解釈が後を絶たない。 以下では、日本で最初に「リフレ」を述べ、また自らの政策の中心が、リフレであるという意味での「リフレ派」の元祖といっていい石橋湛山の発言を下に引用する。『石橋湛山全集』の索引をひもとけばわかるように、「リフレ」「リフレーション政策」という言葉を湛山が用い始めたのは1930年代初めの昭和恐慌期である。それ以降、自らの政策の中核を人間性の回復を不況の下で狙うこのリフレ政策として事あるごとに主張し、例えば悪性インフレ(ハイパーインフレーションなど)との違いを明白にしたり、その政策効果
民間船より護衛艦の方が弱い? 護衛艦”くらま”と韓国のコンテナ船が衝突事故を起こしました。くらまの船首が、コンテナ船に突き刺さったかっこうです。両艦船ともに破損しました。ところが壊れ方をみると、なんと民間のコンテナ船よりも、軍用艦である”くらま”の方が派手にぶっ壊れているように見えます。 毎日新聞より これを意外に思われた方も多いようです。護衛艦と商船がぶつかって、護衛艦の方が壊れるなんて、とビックリなさったり、自衛隊はそんなので大丈夫かと憤ったり、というようなご感想が散見されました。*1これらは私には思いつかない気づきであったので、なるほどと思いました。 軍艦というか護衛艦というのは民間船より固くて丈夫に決まってるだろう、というイメージをお持ちの方が多いのですね。ですが実は護衛艦がコンテナ船より衝突に弱いのは自然な話で、特に驚くほどのことではありません。 なぜでしょう?というのが今回のテ
人気長寿番組「笑点」の司会者を長く務めた落語家の三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名・吉河寛海=よしかわ・ひろうみ)さんが29日、肺がんのため死去した。76歳。葬儀は近親者と円楽一門で行い、後日お別れの会を開く。
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