活版ミニ博物館は小さいながらも、活版印刷をささえた機材がもれなく収集されております。 また、京都は戦災が少なかったせいか、昭和初期以前の機材が数多く残っていることが特徴です。 ことに大活字については、古い物が数多く残されており、詳しい研究が待たれます。 2022年の展示更新では、あらたに木版時代の版木や、モノタイプなど近代活版自動化の足跡を加えています。 中西印刷は1880年頃から1992年まで100年以上にわたって、鉛を使った活版印刷を行ってきました。 「活版の中西」は平版印刷が主流になった1980年代にあっても中西印刷のキャッチフレーズであり続けました。 1990年代になると、さすがに時代の波に抗しきれず、電子組版平版印刷へと移行していき、活版の最後の日は1992年6月11日でした。 活版を廃止するとき、活字をはじめとした多くの機材は捨てざるをえませんでしたが、 活版印刷の改善に苦労し
![学会誌・学術印刷全般・オンラインジャーナル・学会事務委託なら中西印刷](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f5aafe74412a143e08737c04d399529d0ea43d32/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fthe.nacos.com%2Fcommon%2Fimg%2Fogp.png)