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ブックマーク / www.jicl.jp (2)

  • 今週の一言 震災での女性支援はなぜ必要なのか

    東日大震災から1年たった。被災地の復興は、まだまだ始まったばかりのようだが、気がかりなのは、「女性支援」の視点がほとんど意識されていない点だ。国際的災害支援の世界では、高齢者、障害者などの社会的弱者の支援と並んで、女性を視野に入れた支援は基の基、となっている。一方、日では「女性より男性の方が弱い」「支援が必要なのは男性の方だ」などと切り返されて、まじめに取り合ってさえもらえないことも少なくない。だが、問題は「男女のどちらが強いか」ではない。多様な被災者の実態に合った支援が必要とされる中で、人口の半分の女性の声は、復興政策や支援にしっかり反映されているか、彼女たちが担っている育児、介護などの生活の場からの復興に光が当てられているかどうかが問われているのだ。 ●「家の恥はそとにさらすな」 2011年4月、震災から約1カ月たった福島県郡山市内を訪れた。市の保育園で1年契約を繰り返し更新し

  • 映画「モンスター」

    実在した女性の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスをモデルにした映画である。娼婦である彼女は、1989年から1990年にかけてアメリカ・フロリダ州で7人の男性(彼女を買った客)を次々に殺害し、死刑判決を受け12年間服役した後、2002年10月9日に処刑された。 当時マスコミは、「凶悪殺人鬼」という意味で彼女を「モンスター」と喧伝した。しかし、この映画はアイリーンを「向こう側」の人間として突き放してはいない。犯罪のきっかけとなった恋人との愛を描く中で、その生立ちや生活環境に迫り、彼女の行動の軌跡を客観視し緻密に追うことによって、家族、愛、教育、社会、宗教、政治、犯罪、死刑制度などさまざまなことを考えさせ、彼女も自分たちと「同じ人間」なのだということを訴えているようにみえる。 映画は、アイリーンが獄中で幼なじみの親友と交わした7000通の手紙をはじめ膨大なリサーチを経て制作された。映画ではアイリー

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