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ブックマーク / www.tatsuru.com (2)

  • 絵画的精神/石沢 玄

    絵画的精神    石沢 玄 注・石沢玄は平川克美くんの現代詩人時代のペンネーム 目次 序説 <原理> <美> <他者> 他なるものをめぐって <一九六九 ‐ 一九七二> <セザンヌ> <ジャコメッティ> <一九七八> 見えるもの・見させるもの I もの・ことがら II うち・そと III 生活の時間 IV 現在の回復 V 見る・見られる VI 結語 あとがき 序説 <原理> ひとが何を己の主題(テーマ)として選択したか(あるいは選択させられたか)、そしてそこにどんな問いを見い出したか(あるいはどのようにそれを語ったか)ということには、すでにその人間の置かれている境遇が影のようにへばり付いている。 どのようにもがいてみても、吾れ知らず己れの背丈に合わせて穴を掘っているという古訓は、だから修正されねばならない。ひとはある意味で己れの置かれている境遇に合わせて、己れの背丈を(つまり思考や感覚や嗜

  • インターネット持仏堂

    ホームページは、「大家ウチダの経営する長屋」というコンセプトで構築されており、エッセイを寄せている方々を私は「店子」と呼ばせて頂いている。「大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然」という古諺にあるとおり、ホームページはそのような家父長制的エートスの領する権力的言説空間なのである。 さて、今般この長屋に、ささやかながら「インターネット持仏堂」を建立することにした。長屋の隅に小さな祠がある風景を想像して頂ければ結構。 その持仏堂に定期的にお坊さまにお越し頂き、法話を伺おうではないかという、ウチダにしては殊勝な心がけなのである。 法話を講じて頂くのは釈徹宗(しゃく・てっしゅう)先生。 釈先生をご紹介しておこう。 1961年生まれ。龍谷大学大学院文学研究科真宗学専攻博士過程単位取得。大阪府立大学大学院人間文化学研究科比較文化専攻博士過程修了。学術博士。専攻・比較宗教学、現在、龍谷大学、相愛

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